この節では、ブラウザインタフェースおよびコマンド行インタフェースに関して判明している問題点をまとめています。
検出されたサーバー間で管理 IP アドレスを交換すると、IP アドレスを交換したサーバーの詳細情報が、その 2 つのサーバー間で入れ替わって表示されます。たとえばサーバー A と B の間で管理 IP アドレスを交換した場合、「show server A」でサーバー B の情報、「show server B」でサーバー A の情報が表示されます。
回避策: IP アドレスを交換したサーバーを両方とも削除し、再検出してください。これにより、サーバーに関するユーザー提供の情報は、すべて失われます。
ブラウザインタフェースが使用するフレームは同期をとっています。そうしたフレームの 1 つでブラウザの「戻る」ボタンをクリックすると、 フレームの同期が失われることがあります。
回避策: F5 キーを押すか、ページを更新して、フレームの同期をとってください。
Solaris 管理サーバーからプロビジョニング可能なサーバーに Solaris OS ディストリビューションをロードしようとすると、ネットワークブートプロセスの起動後ただちに、 prom_panic: Could not mount filesystem というエラーにより、ロードに失敗します。このエラーメッセージが表示されたあと、プロビジョニング可能なサーバー はブートデバッガモードになります。
回避策: 次を入力して、管理サーバー で NFS サービスをいったん停止し、再開してください。
# /etc/init.d/nfs.server stop # /etc/init.d/nfs.server start |
N1 System Manager ブラウザインタフェースから起動したシリアルコンソールの最後の行が、シリアルコンソールウィンドウに表示されません。
回避策: Enter キーまたは Return キーを押すと、最後の行が表示されます。
Web ブラウザインタフェースからのシリアルコンソールアクセスに使用されるアプレットは、N1 System Manager 管理サーバー に通信を返す場合にのみ SSHv1 を使用します。この機能を使用するには、N1 System Manager 管理サーバー 側で SSHv1 が使用可能である必要があります。
回避策: SSHv1 およびシリアルコンソールの Web ブラウザインタフェースを使用可能にしない場合は、n1sh コマンド行インタフェースからシリアルコンソール機能を利用できます。
show server コマンドやブラウザインタフェースのサーバー表で、Red Hat Enterprise Linux AS/ES 4.0 Update 1 OS がインストールされているプロビジョニング可能なサーバーを表示すると、バージョンが誤って表示されます。たとえば Linux RedHat 4ES U1 が Linux RedHat 4ES U4 と表示されます。
回避策: 回避策はありません。
Web コンソール機能を使用するには、Web コンソールのホストである対象のシステムの管理ネットワークにブラウザクライアントがアクセスできる必要があります。
回避策: 対象のシステムの管理ネットワークにアクセスできるホストで、ブラウザインタフェースを実行してください。
Sun Fire X4100 または Sun Fire X4200 サーバーで、シリアルコンソール機能をコマンド行 (connect server コマンド) またはブラウザインタフェースで使用したときに、問題が発生します。
回避策: シリアルコンソールを実行し直してください。
管理サーバーの再起動後にコマンド行 (show server コマンド) またはブラウザインタフェースを使用すると、すべてのサーバーの一覧表示に少なくとも 5 分の時間がかかります。これは、サーバーの表示を初めて行うときにのみ発生します。
回避策: 回避策はありません。
ブラウザインタフェースの「サーバーの詳細」ページからシリアルコンソール機能を利用するには、ブラウザを実行するシステムに Java Plugin 1.2 以降がインストールされている必要があります。N1 System Manager でサポートされているすべてのブラウザに、このインストールが行われているわけではありません。