Sun N1 System Manager 1.1 ご使用にあたって

各言語対応に関する問題点

N1 System Manager が UTF-8 以外のロケールで動作している場合、ASCII 以外の文字を含むオブジェクトで文字が化けて表示される (6231209)

N1 System Manager を次のいずれかの方法で起動すると、N1 System Manager を使って作成された ASCII 以外の文字を含むオブジェクトで文字が化けて表示されます。

回避策: 次の 2 通りの回避策があります。

  1. 一時的な回避策: LANG 環境変数に UTF8 ロケールを設定し、N1 System Manager を再起動します。次に例を示します。


    # export LANG en_US.UTF-8
    # /etc/init.d/n1sminit stop
    # /etc/init.d/n1sminit start
    
  2. 恒久的な回避策:

    • Solaris 管理サーバーの場合

      /etc/default/init ファイルをエディタで開き、LANG 値を en_US.UTF-8 に変更します。

    • Linux 管理サーバーの場合

      /etc/sysconfig/i18n をエディタで開き、LANG 値を en_US.UTF-8 に変更します。

Solaris OS プロファイルの作成では、ウィザードで ja_JP.EUC_JP 言語を選択してはならない (6242643)

「OS プロファイルの作成」ウィザードでは、ja_JP.EUC_JP が選択項目として間違って表示されます。ja_JP.EUC_JP を選択すると、OS のロードプロセスで問題が発生します。

回避策:

  1. OS プロファイルの作成では、次に示すように ja_JP.UTF-8 を指定し、プロビジョニング可能なサーバーに配備します。

    N1-ok> set osprofile osprofile_name language=ja_JP.UTF-8

  2. load server コマンドまたはブラウザインタフェースの「OS プロファイルのロード」ウィザードを使用して、プロファイルを配備します。

  3. スーパーユーザーとしてプロビジョニング可能なサーバーにログインし、/etc/default/init ファイルをエディタで開きます。

  4. ja_JP.UTF-8 の部分を ja_JP.eucJP に置き換え、保存して、/etc/default/init ファイルを閉じます。

英語ロケールでないにもかかわらず、ブラウザインタフェースで「ヘルプ」ボタンをクリックすると、コマンド行区画に英語が表示される (6258283)

各国語対応された環境で「ヘルプ」ボタンをクリックすると、ブラウザインタフェースのコマンド行区画で、タブ補完テキスト以外のすべてのテキストが英語で表示されます。

回避策: ブラウザの「再読み込み」ボタンをクリックすることによって、ブラウザインタフェースを更新してください。

ASCII 以外の文字を含む OS ディストリビューション名が正しく表示されない (6292702)

create os コマンドで ASCII 以外の文字を含む OS ディストリビューション名を指定した場合、show os コマンドで、その OS ディストリビューション名が正しく表示されません。

ASCII 以外の文字を含むファームウェア名を持つ ALOM ファームウェアをインストールできない (6297238)

ALOM ファームウェアの名前が ASCII 以外の場合、load server コマンドはその ALOM ファームウェアのインストールに失敗します。

回避策: set firmware コマンドを使用して、ファームウェア名を ASCII に変更してください。

Solaris 管理サーバーで n1sh コマンドに対して国際化機能がサポートされない (6297808)

デフォルトの Solaris 管理サーバーの Python バージョン (2.3) では、n1sh コマンドに対する国際化機能のサポートが十分ではありません。

回避策: Solaris 管理サーバーに Python 2.4 以降をインストールしてください。Python 実行可能ファイルは /usr/bin/python2.4 である必要があります。