Sun N1 System Manager 1.2 サイト計画の手引き

RedHat Linux の手動インストール

この項では、管理サーバーに Linux を手動でインストールする手順を示します。

この項では、次の内容について説明します。

ProcedureRedHat Linux を手動でインストールする

手順
  1. RedHat Linux インストール CD-ROM の 1 枚目を N1 System Manager 管理サーバーの DVD ドライブに挿入し、システムを再起動します。

    boot: プロンプトで、テキストまたはグラフィカルユーザーインタフェースを使ったインストールを開始します。

    • グラフィカルインタフェースを使ってインストールするには、Return キーを押します。

    • テキストインタフェースを使ってインストールするには、「text」と入力します。

    メッセージに従って環境を設定します。言語、キーボード、マウスのタイプを設定する画面が表示されます。必要な情報を指定します。

  2. パーティション情報の設定では、「自動パーティション設定」を選択します。

    Linux のパーティションをすべて削除するか、パーティションをすべて削除するか、パーティションをすべて残すかを選択する画面が表示されます。「システムのすべてのパーティションを削除」を選択します。パーティションの値が表示されます。

    表示された値を、表 3–2 に示す必要な値と比較します。

    • パーティションの値が一致する場合は、「Next」を選択します。

    • パーティションの値が一致しない場合は、表 3–2 に従って値を更新します。

  3. ブートローダーの設定では、「GRUB」を選択します。

  4. Ethernet ポートの設定では、IP アドレス、ネットマスク、ゲートウェイの値を次のように割り当てます。

    1. ETH0 は、組織内ネットワークに接続して、外部から管理サーバーにアクセスできるように設定します。

    2. ETH1 は、プロビジョニングネットワークに接続するように設定します。

      ETH1 は、ETH0 と同じブロードキャストドメイン内にある必要があります。IP アドレスは、プロビジョニング可能なサーバーの ETH0 インタフェースと同じブロードキャストドメイン内にある必要があり、また数百台のプロビジョニング可能なサーバーをサポートするように設定できます。

    3. ETH2 は、すべてのプロビジョニング可能なサーバーの管理プロセッサインタフェースのポート (SP0) に接続するように設定します。

      ネットマスクとゲートウェイの値は、管理ネットワークへのアクセスを許可する値である必要があります。


      注 –

      管理サーバーに別個の ETH2 ギガビット NIC カードを設置していない場合は、ETH0 1 枚だけで ETH0 と ETH2 の機能を使うことができます。ETH0 は、プロビジョニング可能なサーバーの管理プロセッサインタフェースに対し、相互にアクセスできるように設定する必要があります。


  5. ファイアウォールの設定では、「なし」を選択します。

    追加言語サポート、タイムゾーン、root パスワードの順で設定する画面が表示されます。必要な情報を指定します。

  6. デフォルトのパッケージをインストールするか、インストールするパッケージをカスタマイズするかの設定では、「インストールするパッケージのカスタマイズ」を選択します。

  7. N1 System Manager システムに必要なパッケージを選択します。

    • Office

    • Engineering and Scientific

    • Editors

    • System Tools

    • X-Windows (base-x)

    • Web Server

    • Development Tools

    • Legacy Software Development

    • Printing

    • Text-based Internet

    • Legacy Network Server

    • Gnome Desktop

    • Administration Tools

    • Server Configuration

    • FTP Server

    • Mail Server

    • Network Server

    • Graphical-based Internet

    • Compatibility Architecture Support (グラフィカルインストール) または Legacy Software Development (テキストインストール)

    パッケージの選択が終了したら、インストールを継続します。Linux のインストールが終了したら、グラフィック、モニターのタイプ、画面解像度などを設定する画面が表示されてから、システムが再起動されます。その後、起動情報を設定する画面が表示されます。

  8. システムの情報メッセージに従います。

    設定が終了したら、ログイン画面が表示されます。

  9. root でログインします。

次の手順

ProcedureN1 System Manager に必要な RPM を CD-ROM からインストールする

管理サーバーにRedHat Enterprise Linux 3.0 AS または ES Update 2 がインストールされている場合は、N1 System Manager に必要な追加の RPM もインストールする必要があります。

手順
  1. N1 System Manager 管理サーバーに root でログインします。

  2. RedHat インストール CD-ROM から、次の RPM をインストールします。

    • perl-CGI-2.81-88.4.i386.rpm

    • anaconda-runtime-9.1.2-2.RHEL.i386.rpm

    • perl-DBI-1.32-5.i386.rpm

    • perl-DBD-Pg-1.21-2.i386.rpm

    • rh-postgresql-7.3.6-1.i386.rpm

    • rh-postgresql-server-7.3.6-1.i386.rpm

    • imap-2002d-8.i386.rpm

    インストール CD-ROM 内での各 RPM の場所は、RedHat Linux のバージョンによって異なります。

    RPM のインストール中に「DSA signature:nokey」という警告が表示されます。この警告メッセージが表示されるのは、RPM に DSA セキュリティー署名がないからです。「DSA signature:nokey」という警告はすべて無視してもかまいません。

次の手順

次の項の説明に従って、国際対応の Perl モジュールをダウンロードし、インストールします。