ここでは、プロビジョニング可能なサーバーの電子メールアカウントをリセットする手順を説明します。この手順によって、管理サーバーで使用されていた電子メールアドレスを、新しいアドレスに入れ替えることができます。
リセットする電子メールアドレスは、N1 System Manager のみで使用するように予約されているものにしてください。
この問題は、サーバーの電子メール警告を受信できていないことが原因であることを確認してください。管理サーバーまたは N1 System Manager からアクセス可能な他のサーバーが電子メールサーバーとして正しく設定されていない、またはネットワークエラーやドメイン名の変更など他の原因によって電子メール設定が無効になっている可能性があります。
この手順を実行する前に、Mozilla など別のメールクライアントで同じメールサーバー IP、ユーザー名、およびパスワードを設定して、ALOM サーバーから送信された電子メールを専用電子メールサーバーで受信できることを確認してください。次に、telnet コマンドで ALOM サーバーにアクセスし、resetsc -y コマンドを実行して警告メッセージを生成します。メールクライアントで ALOM 警告メッセージを受信できるかどうかをチェックしてください。受信できた場合は、以下の手順を行う必要はありません。
サーバーの telnet のデフォルトログイン名とパスワードについては、「サーバーの検出」を参照してください。
この手順を実行する前に、telnet コマンドを使用して ALOM サーバーにアクセスし、showsc コマンドを実行して、N1 System Manager が専用電子メールサーバーにアクセスできることも確認してください。パラメータや値が、次のように設定されていることを確認してください。
if_emailalerts 値の設定は true
mgt_mailhost 値の設定は専用メールサーバーの IP アドレス
mgt_mailalert(1) 値の設定は、警告の送信先の電子メールアドレス
これらの設定が表示されない場合、または mgt_mailalert の電子メールアドレスが誤っている場合は、次の手順を行ってください。
N1 System Manager にログインします。
詳細は、「N1 System Manager のコマンド行にアクセスする」を参照してください。
ALOM によるプロビジョニング可能なサーバーの監視をオフにします。
set server コマンドを使用して、monitored 属性を false に設定します。
N1-ok> set server server monitored false |
この例で、server は電子メールアカウントをリセットする ALOM によるプロビジョニング可能なサーバーの名前です。このコマンドを実行すると、指定したサーバーの監視が無効になります。
n1smconfig コマンドに —a オプションを付けて使用し、サーバーの電子メールアドレスを変更します。
ALOM によるサーバーでサポートされる電子メールアドレスの長さは、最大 33 文字です。
ALOM によるサーバーが他のアドレスにイベント通知を電子メールで送信するよう、telnet コマンドおよび setsc mgt_mailalert コマンドを使用して手動で設定してある場合は、n1smconfig コマンドを実行してもアドレスが変更されません。
ALOM によるプロビジョニング可能なサーバーの監視をオンにします。
set server コマンドを使用し、monitored 属性を true に設定します。
N1-ok> set server server monitored true |