Sun N1 System Manager 1.2 管理ガイド

Procedureサーバーの基本管理機能をアップグレードする

ここでは、サーバーの基本管理機能をアップグレードする手順を説明します。この手順は、プロビジョニング可能なサーバーに以前のバージョンの基本管理機能がインストールされたまま、N1 System Manager を以前のリリースからアップグレードした場合に必要です。この手順は、サーバーごとに行います。基本管理機能は、複数のサーバーで同時にアップグレードできます。詳細は、『Sun N1 System Manager 1.2 インストールおよび構成ガイド』の第 2 章「Sun N1 System Manager ソフトウェアとプロビジョニング可能なサーバーの管理エージェントのアップグレード」を参照してください。


注 –

最新バージョンの N1 System Manager から load server または load group コマンドを使用してサーバーを新規インストールし、feature サブコマンドを使用した場合、この手順は不要です。


プロビジョニング可能なサーバーを既存の基本管理機能から新バージョンにアップグレードするには、add server feature basemanagement コマンドに upgrade キーワードを用いて使用します。

スクリプトを使用して add server feature コマンドを送信する場合は、例 5–1 の例を参照してください。

始める前に
手順
  1. N1 System Manager にログインします。

    詳細は、「N1 System Manager のコマンド行にアクセスする」を参照してください。

  2. 基本管理機能をアップグレードするには、次のコマンドを入力します。


    N1-ok> add server server feature basemanagement upgrade
    

    「基本管理サポートの追加」ジョブが起動します。

    コマンド構文の詳細は、『Sun N1 System Manager 1.2 コマンド行レファレンスマニュアル』「add server」を参照してください。

  3. 「基本管理サポートの追加」ジョブの完了を確認します。

    ジョブが正常に完了すると、サーバーの show server コマンド出力には「OS 監視サポートの有無」の値に「正常」と表示されます。また、「サーバーの詳細」ページの「基本管理サポートの有無」列には「あり」と表示されます。これを示した図については、「監視の有効化と無効化」を参照してください。

注意事項

管理サーバー の SSH エントリが古いために、基本管理機能の追加に失敗することがあります。add server feature osmonitor agentip コマンドに失敗しても、実際のセキュリティー違反が発生していない場合は、known_hosts ファイルを削除するか、そのファイル内でプロビジョニング可能なサーバーに対応しているエントリを削除します。その後、add server feature osmonitor agentip コマンドを再実行してください。管理サーバー で Linux が実行されている場合、known_hosts ファイルは /root/.ssh/known_hosts にあります。管理サーバー で Solaris OS が実行されている場合、 known_hosts ファイルは /.ssh/known_hosts にあります。