Sun N1 System Manager 1.2 ご使用にあたって

地域対応に関する問題点

N1 System Manager が UTF-8 以外のロケールで動作している場合、ASCII 以外の文字を含むオブジェクトで文字が化けて表示される (6231209)

N1 System Manager を次のいずれかの方法で起動すると、N1 System Manager を使用して作成された ASCII 以外の文字を含むオブジェクトで文字が化けて表示されます。

回避策: 次の 2 通りの回避策があります。

  1. 一時的な回避策: LANG 環境変数に UTF8 ロケールを設定し、N1 System Manager を再起動します。次に例を示します。


    # export LANG en_US.UTF-8
    # /etc/init.d/n1sminit stop
    # /etc/init.d/n1sminit start
    
  2. 恒久的な回避策:

    • Solaris 管理サーバーの場合

      /etc/default/init ファイルをエディタで開き、LANG 値を en_US.UTF-8 に変更します。

    • Linux 管理サーバーの場合

      /etc/sysconfig/i18n をエディタで開き、LANG 値を en_US.UTF-8 に変更します。

ASCII 以外の文字を含むファームウェア名を持つ ALOM ファームウェアをインストールできない (6297238)

ALOM ファームウェアの名前が ASCII 以外の場合、load server コマンドはその ALOM ファームウェアのインストールに失敗します。

回避策: set firmware コマンドを使用して、ファームウェア名を ASCII に変更してください。

Solaris 管理サーバーで n1sh コマンドに対する国際化機能がサポートされていない (6297808)

デフォルトの Solaris 管理サーバーの Python バージョン (2.3) では、n1sh コマンドに対する国際化機能のサポートが十分ではありません。

回避策: Solaris 管理サーバーに Python 2.4 以降をインストールしてください。Python 実行可能ファイルは /usr/bin/python2.4 である必要があります。

一部インストール言語で、Solaris 10 の配備がタイムアウトする (6178721、6179110)

特定のインストール言語セットを持つ OS プロファイルを使用して Solaris 10 を配備すると、インストールが対話モードになり、プロンプトが表示されて、言語の選択が必要になります。この言語選択を行わないと、最終的に OS 配備ジョブがタイムアウトします。この動作が見られるのは、次の言語です。

回避策: インストールが自動でなくなるため、サーバーのシリアルコンソールを使用して配備を監視し、言語選択を行う必要があります。このためには、ブラウザインタフェースの「アクション」メニューにある「シリアルコンソール」または connect server コマンドを使用します。

英語以外のロケールを使用するサーバーを電源オン/オフすると、サーバーの健全性ステータスが「Failed Critical」になる (6343747)

この問題は、英語以外のロケールを使用している ALOM ベースのプロビジョニング可能な Solaris サーバーで stop および start コマンドを使用して電源をオン、そしてオフにした場合に発生します。

回避策: 問題の起きたサーバーで reset server コマンドを使用してください。

英語以外のロケールを使用しているプロビジョニング可能な Solaris SPARC サーバーでパッケージ情報が表示されない (6350202)

プロビジョニング可能な Solaris SPARC サーバーが英語以外のロケールを使用していると、そのサーバーの詳細出力にパッケージ情報が表示されません。

回避策: 問題の起きたサーバー上の /etc/default/init をエディタで開き、LANG 値を en_US.UTF-8 に変更してから、サーバーを再起動してください。

英語以外のロケールの場合、サーバーへの OS 監視エージェントの追加に失敗する (6351553)

サーバーが英語以外のロケールを使用しているために、プロビジョニング可能なサーバーへの OS 監視エージェントの追加が失敗するケースは次の 2 つあります。

回避策: