N1 System Manager を次のいずれかの方法で起動すると、N1 System Manager を使用して作成された ASCII 以外の文字を含むオブジェクトで文字が化けて表示されます。
UTF-8 以外のロケールで /etc/init.d/n1sminit コマンドを実行する
UTF-8 以外のロケールで管理サーバーを再起動する
回避策: 次の 2 通りの回避策があります。
一時的な回避策: LANG 環境変数に UTF8 ロケールを設定し、N1 System Manager を再起動します。次に例を示します。
# export LANG en_US.UTF-8 # /etc/init.d/n1sminit stop # /etc/init.d/n1sminit start |
恒久的な回避策:
Solaris 管理サーバーの場合
/etc/default/init ファイルをエディタで開き、LANG 値を en_US.UTF-8 に変更します。
Linux 管理サーバーの場合
/etc/sysconfig/i18n をエディタで開き、LANG 値を en_US.UTF-8 に変更します。
ALOM ファームウェアの名前が ASCII 以外の場合、load server コマンドはその ALOM ファームウェアのインストールに失敗します。
回避策: set firmware コマンドを使用して、ファームウェア名を ASCII に変更してください。
デフォルトの Solaris 管理サーバーの Python バージョン (2.3) では、n1sh コマンドに対する国際化機能のサポートが十分ではありません。
回避策: Solaris 管理サーバーに Python 2.4 以降をインストールしてください。Python 実行可能ファイルは /usr/bin/python2.4 である必要があります。
特定のインストール言語セットを持つ OS プロファイルを使用して Solaris 10 を配備すると、インストールが対話モードになり、プロンプトが表示されて、言語の選択が必要になります。この言語選択を行わないと、最終的に OS 配備ジョブがタイムアウトします。この動作が見られるのは、次の言語です。
ja_JP.eucJP
no_NO.ISO8859-1
th_TH.TIS620
ko_KR.UTF-8
sh_BA.ISO8859-2
zh_CN.EUC
zh_CN.UTF-8
回避策: インストールが自動でなくなるため、サーバーのシリアルコンソールを使用して配備を監視し、言語選択を行う必要があります。このためには、ブラウザインタフェースの「アクション」メニューにある「シリアルコンソール」または connect server コマンドを使用します。
この問題は、英語以外のロケールを使用している ALOM ベースのプロビジョニング可能な Solaris サーバーで stop および start コマンドを使用して電源をオン、そしてオフにした場合に発生します。
回避策: 問題の起きたサーバーで reset server コマンドを使用してください。
プロビジョニング可能な Solaris SPARC サーバーが英語以外のロケールを使用していると、そのサーバーの詳細出力にパッケージ情報が表示されません。
回避策: 問題の起きたサーバー上の /etc/default/init をエディタで開き、LANG 値を en_US.UTF-8 に変更してから、サーバーを再起動してください。
サーバーが英語以外のロケールを使用しているために、プロビジョニング可能なサーバーへの OS 監視エージェントの追加が失敗するケースは次の 2 つあります。
ケース 1: 「無効な資格が使用されたか、known_hosts ファイル内の SSH キーが変更されているかのいずれかです。」というエラーメッセージが出力される。
ケース 2: 「指定されたデバイス用のドライバが見つかりませんでした。」というエラーメッセージが出力される (プロビジョニング可能な Solaris 10 HW2 サーバーのみ)。
回避策:
ケース 1: 管理サーバーの known_hosts ファイルから問題のプロビジョニング可能なサーバーの SSH 資格を削除します。このファイルは、Solaris 管理サーバーの場合 /.ssh/known_hosts 、Red Hat 管理サーバーの場合 /root/.ssh/known_hosts です。削除したら、再度、OS 監視エージェントを追加してみます。
ケース 2: 英語以外のロケールの場合、回避策はありません。en_US.UTF-8 ロケールで管理サーバーを実行し、en_US.UTF-8 ロケールを使用してプロビジョニング可能なサーバーに Solaris 10 HW2 を再インストールする必要があります。そのあとで、再度、OS 監視エージェントを追加してみます。