プロビジョニング可能なサーバーに N1 System Manager の機能を追加します。
N1 System Manager の機能を利用するには、プロビジョニング可能なサーバーに機能を追加する必要があります。機能には、OS アップデートとリモートコマンドの実行に必要な基本管理機能と、サーバー上の OS リソースの健全性を監視するために必要な OS 監視機能の 2 種類があります。機能を追加すると、プロビジョニング可能なサーバーに機能がインストールされ、指定したエージェントの資格が設定され、サーバー上でその機能を利用できるようになります。OS 監視機能の場合、監視は自動的に有効になります。show server の出力の「Base Management Supported」フィールドと「OS Monitoring Supported」フィールドは、サーバーの機能の現在のサポート状態を示します。
Sun N1 System Manager を以前のリリースからアップグレードしたあと、upgrade キーワードを指定してこのコマンドを実行すると、プロビジョニング可能なサーバーの既存の機能をアップグレードできます。
プロビジョニング可能なサーバーに OS 監視機能および基本管理機能を追加する場合
add server server feature osmonitor agentip agentip agentssh agentssh [agentsnmp agentsnmp] [agentsnmpv3 agentsnmpv3] |
プロビジョニング可能なサーバーに基本管理機能を追加する場合
add server server feature basemanagement agentip agentip agentssh agentssh |
プロビジョニング可能なサーバーの機能をアップグレードする場合
add server server feature feature upgrade [agentip agentip agentssh agentssh] |
agentip – プロビジョニング可能なサーバーで、OS 監視を含む管理機能に使用する IP アドレスを指定します。agentip は通常、サーバー上のプロビジョニングネットワークインタフェースの IP アドレスです。
agentsnmp – プロビジョニング可能なサーバーで OS 監視に使用される SNMP 資格を指定します。agentsnmp の形式は、読み込みコミュニティー文字列です。デフォルトの SNMP 読み込みコミュニティー文字列は public です。
agentsnmpv3 – プロビジョニング可能なサーバーで OS 監視に使用される SNMP Version 3 資格を指定します。agentsnmpv3 の形式は、ユーザー名/パスワードの組み合わせです。例: snmpv3-username/snmpv3-password。
agentssh – プロビジョニング可能なサーバーで、OS 監視を含む管理機能に使用する SSH 資格を指定します。SSH ユーザーは、プロビジョニング可能なサーバーの root 権限が必要です。agentssh は、SSH 資格のユーザー名/パスワードの組み合わせです。例: ssh-username/ssh-password。
basemanagement – 基本管理機能を追加またはアップグレードします。この機能は、OS アップデートの配備およびリモートコマンドの実行に必要です。
feature – 有効な値は、basemanagement および osmonitor です。
osmonitor – OS 監視機能を追加またはアップグレードします。この機能には、基本管理機能も含まれます。OS 監視機能は、サーバーの OS リソースの健全性状態を監視するために必要です。詳細は、show server コマンドを参照してください。
server – サーバーの管理名です。
upgrade – 機能を最新のバージョンにアップグレードします。