N1 System Manager の管理対象にする新しいプロビジョニング可能なサーバーを検出して追加します。
新しいプロビジョニング可能なサーバーを検出対象に設定する方法については、『Sun N1 System Manager サイト計画の手引き』の第 2 章を参照してください。
各ハードウェアプラットフォームが検出されるためには、一定の資格が必要です。ALOM ベースのシステムでは telnet、Sun Fire V20z および V40z サーバーでは SSH、IPMI、SNMP、Sun Fire X4000 シリーズのシステムでは SSH と IPMI、Sun Fire X2100 サーバーでは IPMI が必要です。
サーバーが検出されるには、次の条件が満たされている必要があります。
– プロビジョニング可能なサーバーの認証資格を指定するか、サーバーが出荷時のデフォルト状態であるか (Sun Fire V20z または V40z サーバーのみ)、または検出プロセスによって使用されるデフォルトの資格でサーバーが設定されている必要があります。資格を指定しなかった場合に検出プロセスによって使用されるシステム固有のデフォルトの資格の一覧については、『Sun N1 System Manager サイト計画の手引き』の「プロビジョニング可能なサーバーの設定」を参照してください。
– プロビジョニング可能なサーバーの管理ネットワーク IP アドレスが設定されていて N1 System Manager からアクセスできるネットワーク上にある必要があります。
サーバーを検出し、N1 System Manager に追加します。
discover ip[,ip...] [group group] [ipmi ipmi] [snmp snmp] [ssh ssh] [telnet telnet] |
ip – 検出するプロビジョニング可能なサーバーの管理ネットワーク IP アドレスです。次の形式で、複数の ip のインスタンスを指定することができます。コンマで区切って指定します。
ip-address – 単一の管理ネットワーク IP アドレス。
ip-address–ip-address – 管理ネットワーク IP アドレスの範囲。例: 10.5.10.1-10.5.10.100
subnet/mask-length – サブネットとそのマスクの長さ。例: 10.0.8/24 または 10.0.8.128/28
group – 検出したサーバーの追加先のサーバーグループ名です。サーバーグループが存在しない場合は、検出中に作成されます。
ipmi – 検出プロセスの認証に、サーバーの管理ネットワーク IP アドレスに基づく IPMI 資格を指定します。ipmi 値は IPMI ユーザー名/パスワードの組み合わせです。IPMI 資格が指定されておらず、Sun Fire V20z または V40z サーバーが出荷時のデフォルト状態の場合、サーバーの IPMI ユーザー/パスワードは検出プロセスによって Null/admin に設定されます。検出に使用されるデフォルトの IPMI 資格は、サーバーモデルによって異なります。
snmp – 検出プロセスの認証に、サーバーの管理ネットワーク IP アドレスに基づく SNMP 資格を指定します。snmp の形式は、SNMP 資格の読み込みコミュニティー文字列です。デフォルトの SNMP読み込みコミュニティー文字列は public です。
ssh – 検出プロセスの認証に、サーバーの管理ネットワーク IP アドレスに基づく SSH 資格を指定します。ssh の形式は、SSH 資格のユーザー名/パスワードの組み合わせです。例: ssh-username/ ssh-password。SSH 資格が指定されておらず、Sun Fire V20z または V40z サーバーが出荷時のデフォルト状態の場合、サーバーの SSH ユーザー/パスワードは検出プロセスによって admin/admin に設定されます。検出に使用されるデフォルトの SSH 資格は、サーバーモデルによって異なります。
telnet – 検出プロセスの認証に、サーバーの管理ネットワーク IP アドレスに基づく telnet 資格を指定します。telnet 資格を使用するのは、ALOM ベースのシステムのみです。telnet の形式は、telnet 資格のユーザー名/パスワードの組み合わせです。例: telnet-username/telnet-password 。検出に使用されるデフォルトの telnet 資格は、サーバーモデルによって異なります。