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本書『WDR 開発ガイド』は、Web ベースの企業管理では業界標準である WBEM を使用して、DR 操作を遠隔で行うアプリケーションを開発するシステム管理者向けのマニュアルです。
開発者は、Sun WBEM SDK などのソフトウェア開発キット (SDK) を使用して、Java 言語などで WDR クライアントアプリケーションを記述することができます。
このマニュアルは、UNIX® システム、特に Solaris オペレーティング環境ベースのシステムでの作業経験を持つ Sun Fire 15K、12K、6800、4810、4800、および 3800 システムのプラットフォーム管理者を対象としています。このような経験がない場合は、まずこのシステムに付属する Solaris ユーザーおよびシステム管理者向けマニュアルを読み、UNIX システム管理のトレーニングの受講を検討してください。
第 1 章では、WDR の概要と、WDR を使用して実行できる作業について説明します。
第 2 章では、Solaris オペレーティング環境に組み込まれている Solaris WBEM Services のさまざまな層について説明します。
第 3 章では、プロセスインジケーションについて説明します。プロセスインジケーションとは、各 WDR クライアントが申請できるシステムイベントの通知のことです。
第 4 章では、開発者向けに WDR で提供されているすべてのクラス、(システムイベントの) インジケーション、および関連を紹介します。開発者が使用するメソッドとプロパティーのすべてについても、この章で説明します。
第 5 章では、Sun Fire 15K/12K および 6800/4810/4800/3800 システム上でシステム管理を簡略化および自動化する WDR アプリケーションを作成するときに、開発者に役立つプログラミング手法を紹介します。
このマニュアルには、UNIX® の基本的なコマンド、およびシステムの停止、システムの起動、デバイスの構成などの基本的な手順の説明は記載されていません。
基本的なコマンドや手順についての説明は、次のマニュアルを参照してください。
Sun Fire 6800、4810、4800、3800 システム Dynamic Reconfiguration ユーザーマニュアル |
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System Management Services (SMS) 1.2 管理者マニュアル (Sun Fire 15K/12K システム用) |
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