Solstice PPP 3.0.1 管理者ガイド

付録 B モデムケーブルとヌルモデムケーブル

この付録では、大半のモデム構成とヌルモデム構成で使用できるケーブルのピンアウトを紹介します。特殊なモデムを接続するのに必要な特殊ケーブルの詳細については、そのマニュアルを参照してください。

標準 EIA-232-E モデムケーブル

標準 EIA-232-E シリアルポートを同期モデムに接続するには、図 B-1 のケーブルを使用します。

図 B-1 同期 EIA-232-E モデムケーブル

Graphic

標準 EIA-232-E シリアルポートを非同期モデムに接続するには、図 B-2 のケーブルを使用します。

図 B-2 非同期 EIA-232-E モデムケーブル

Graphic

IPC/IPX アダプタケーブル

図 B-3図 B-4 は、SPARCstation IPC または IPX の 8 ピンシリアルポートを EIA-232-E シリアルポートに変換するケーブルのピンアウトを示します。

図 B-3 同期 IPC/IPX アダプタケーブル

Graphic

図 B-4 非同期 IPC/IPX アダプタケーブル

Graphic

非同期 EIA-232-E ヌルモデム

2 個のホスト間を直接非同期接続するには、図 B-5 のケーブルを使用します。

図 B-5 非同期 EIA-232-E ヌルモデム

Graphic

同期 EIA-232-E ヌルモデム

2 つのホストがともにクロック信号を提供するときに、両者を直接同期接続するには、図 B-6 のケーブルを使用します。

図 B-6 同期 EIA-232 ヌルモデム (両者がクロックを提供)

Graphic

一方のホストだけがクロック信号を提供するときに、2 つのホストを直接同期接続するには、図 B-7 のケーブルを使用します。

図 B-7 同期 EIA-232 ヌルモデム (一方がクロックを提供)

Graphic

同期 EIA-449 ヌルモデム

Sbus (HSI/S) の高速シリアルインタフェースには、37 方向 EIA-449 ポートがあります。この種類のポートは、速度と距離を高めるため平衡伝送を使用しています。したがって、各信号につき 2 個のピンがあります。

接続の両端がクロック信号を提供する場合は、図 B-8 のようにピン 17、35 (端末タイミング) とピン 8、26 (受信タイミング) が交差します。

図 B-8 同期 EIA-449 ヌルモデム (両側がクロックを提供)

Graphic

接続のいずれかの終端がクロック信号を提供する場合は、図 B-9 のように一方のピン 17、35 (端末タイミング) が両側のピン 8、26 (受信タイミング) に接続されます。

図 B-9 同期 EIA-449 ヌルモデム (一方がクロックを提供)

Graphic

X.21 から EIA-449 へのコンバータ

標準 X.21 インタフェースと EIA-449 インタフェースとの変換を行うには、図 B-10 のケーブルを使用します。

図 B-10 X.21 から EIA-449 へのコンバータ

Graphic