Solstice DiskSuite 4.2.1 ユーザーズガイド

例 - マスターデバイス用のストライプでトランスメタデバイスを作成


# umount /home2
# metainit d40 -t d2 c1t2d0s0
d40: Trans is setup
(ファイルシステムがトランスメタデバイスを参照するよう、/etc/vfstab ファイルを編集する)
# mount /home2

d2 には、/home2 にマウントされたファイルシステムが収められています。ロギングデバイスを収めるスライスは、/dev/dsk/c1t2d0s0 です。最初に、ファイルシステムがマウント解除されます。-t オプション付きの metainit コマンドが、トランスメタデバイス d40 を作成します。

次に、/etc/vfstab ファイルを編集し、トランスメタデバイスを参照するよう、ファイルシステムのエントリを変更しなければなりません。たとえば、次の行は、


/dev/md/dsk/d2 /dev/md/rdsk/d2 /home2 ufs 2 yes -

次のように変更してください。


/dev/md/dsk/d40 /dev/md/rdsk/d40 /home2 ufs 2 yes -

ファイルシステムが再マウントされると、ファイルシステムのロギングが有効になります。

それ以降のリブートでは、ファイルシステムをチェックする代わりに、fsck(1M) はメタデバイス用のロギングメッセージを表示します。


# reboot
...
/dev/md/rdsk/d40: is logging