Solstice DiskSuite 4.2.1 リファレンス

ダイアログボックスの警告メッセージ

DiskSuite が「警告」ダイアログボックスに表示する警告メッセージについて説明します。これらのメッセージが表示された場合には、ダイアログボックスの「継続」ボタンまたは「取消し」ボタンを選択できます。下記の警告メッセージの説明を読んで、適切な処置を行ってください。


状態データベースの複製がすべて同一コントローラに接続されています。
 
All of the state database replicas are on the same controller.

MetaDB テンプレートに、すべて同じコントローラに接続されているスライスを追加しようとしました。コントローラが故障すると、メタデバイスはすべてアクセスできなくなります。


新しい連結方式のデバイス dn には、マウントされているファイルシステムの存在するスライスが
あります。"/etc/vfstab" 中にこのファイルシステムのエントリが存在する場合、この連結方式
のデバイスに対して確定操作を行うことによりそのエントリが更新されますので、次回からは新し
いデバイスを使用してファイルシステムがマウントされます。このマウントの設定を有効にするた
めには、システムをリブートする必要があります。
 
The new Concat/Stripe device dn has a slice with a mounted file
system. If an entry for its file system exists in
"/etc/vfstab" it will be updated when the Concat/Stripe is
committed so that the next mount of the file system will use the
new device. The system must be rebooted for this device mount to
take effect.

連結方式テンプレートに、ファイルシステムがマウントされているスライスを追加しようとしました。ファイルシステムがマウントされているスライスは、連結方式テンプレートには最初に追加しなければなりません。ファイルシステムがマウントされているスライスを RAID5 メタデバイスに追加することはできません。


メタデバイス <デバイスの種類> "dn" を削除します。データは失われます。
本当に削除しますか ?
 
Metadevice device_type dn will be deleted.
Data could be lost.
Really delete it?

確定したメタデバイスを削除しようとしました。データが保護されていることを確信している場合にのみ、動作を継続してください。


ストライプコンポーネント "dn" と "dn" のサイズが異なっています。大きい方のコンポーネン
トの余剰部分は使用されないまま無駄な領域として残ります。
 
Stripe component dn is not the same size as component
dn. Extra space on the larger component will be wasted.

ストライプに登録されているスライスとは異なるサイズのスライスを連結方式 (またはストライプ) に追加しようとしました。異なるサイズのスライスをストライプに追加すると、大きなスライスの領域が無駄になります。


スライス "dn" はスライス "dn" と同じコントローラに接続されています。
同じコントローラに接続している複数のサブミラーのスライスを利用することはお勧めできません。
 
Slice dn is on the same controller as slice dn.It is not advisable
to have slices from multiple submirrors on the same controller.

すべて同じコントローラに接続されたスライスで構成されているサブミラーでミラーを作成しようとしました。コントローラが故障すると、ミラーはデータを保護できなくなります。


スライス "dn" と "dn" は、同じディスクにあります。同じディスクに接続している複数のサブ
ミラーのスライスを利用することは、お勧めできません。
 
Slice dn is on the same disk as slice dn.It is not advisable to
have slices from multiple submirrors on the same disk.

すべて同じディスクに属するスライスで構成されているサブミラーでミラーを作成しようとしました。ディスクが故障すると、ミラーはデータを保護できなくなります。


サブミラー "dn" と "dn" のサイズが異なっています。大きい方のサブミラーの余剰部分は使用
されないまま無駄な領域として残ります。
 
Submirror dn is not the same size as submirror dn.
Extra space on the larger submirror will be wasted.

サイズが異なるサブミラーを使用してミラーを作成しようとしました。大きなサブミラーでは、領域が無駄になります。


サブミラー "dn" のコンポーネントが不良です。
 
Submirror dn has an erred component.
Its data will not be valid after it is detached.

スライス報告エラーがあるサブミラーを切断するか、オフラインにしようとしました。


最後に変更が更新されてから、メタデバイス "dn" にマウントされていたファイルシステムがマ
ウント解除されています。
 
The file system mounted on metadevice dn has
been unmounted since the last status update.

マウント解除されたメタデバイスを削除しようとしました。デバイスはマウント解除についての情報を表示しません。「メタデバイスエディタ」ウィンドウの「ファイル」メニューから「構成の再走査」を選択して、情報を更新してください。


以下のコンポーネントはエラー状態にあります : dn
修復作業中は、RAID コンポーネント "dn" の交換はできません。
 
The following components are in the erred state: dn
You may not replace RAID component dn until they are fixed.

エラーを報告した (最終エラー状態にある) RAID メタデバイスのコンポーネントを交換しようとしています。他の RAID5 メタデバイスコンポーネントもエラーを報告している場合には、この操作は実行できません。


以下のコンポーネントはエラー状態にあります : dn
RAID コンポーネント "dn" と交換されるコンポーネントのデータは信頼性がありません。
 
The following components are in the erred state: dn
The data for the component replacing RAID component dn may be
compromised.

エラーを報告した RAID5 メタデバイスコンポーネントを交換または有効にしようとしています。他のコンポーネントもエラーを報告した (最終エラー状態にある) 場合には、この操作は危険です。新しいコンポーネントのデータは、正確ではなくなる場合があります。


以下のコンポーネントが last_erred 状態にあります : dn
RAID コンポーネント "dn" のデータは信頼性がありません。
 
The following components are in the last_erred state: dn
The data for RAID component dn may be compromised.

エラーを報告した RAID5 メタデバイスコンポーネントを交換または有効にしようとしています。他のコンポーネントもエラーを報告した (最終エラー状態にある) 場合には、この操作は危険です。新しいコンポーネントのデータは、正確ではなくなる場合があります。


以下のコンポーネントがエラー状態になりました : dn
RAID コンポーネント "dn" のデータは再同期処理されません。
 
The following components have erred: dn
The data for RAID component dn WILL NOT BE RESYNCED.

2 つ以上のコンポーネントがエラーを報告している RAID5 メタデバイスで、コンポーネントを交換しようとしました。データを作成し直す方法がないため、コンポーネントを交換することはできません。処理を継続する場合には、バックアップコピーからデータを取得しなければなりません。


ディスク "dn" のフォーマット情報が変更されています。変更を反映させるために metatool を
再起動する必要があります。
 
The format of disk dn has changed.
You must restart metatool to incorporate the changes.

メタデバイス、ファイルシステム、または状態データベースの複製が格納されていたディスクを書式化し直して、「メタデバイスエディタ」ウィンドウの「ファイル」メニューから「構成の再走査」を選択しました。ディスクが使用中でなければ、新しい情報が DiskSuite に読み取られて、適切なウィンドウ (「スライスブラウザ」ウィンドウや「ディスク表示」ウィンドウなど) に表示されます。


トランス "dn" のログデバイスは、トランスのマウントを解除するかシステムをリブートしない
かぎり切断することができません。
 
The log device for Trans dn cannot be detached until
the Trans is unmounted or the system is rebooted.

ログを切断してトランスオブジェクトを確定しようとしました。ログマスターがマウントされている状態では、切断を実行することはできません。トランスメタデバイスは、切断の保留状態に入っています。


トランス dn のマスターデバイス (dn) にはマウントされているファイルシステムがあります。
このファイルシステムのロギングを有効にするためには、"/etc/vfstab" ファイルを更新して
新しいデバイス名を登録し、システムをリブートする必要があります。
このファイルシステムのエントリが存在している場合は、トランス "dn" の確定操作を行うと、
"/etc/vfstab" が自動的に更新されます。
 
The master device dn for Trans dn has a mounted file system.
 
In order for logging of
this file system to be activated, the file
/etc/vfstab must be updated with the
new device name and the system rebooted.
 
Committing Trans dn will update
/etc/vfstab automatically if an entry exists
for the file system.

ファイルシステムがマウントされているメタデバイスをトランスマスターとして追加しようとしました。DiskSuite は、そのファイルシステムに対応する /etc/vfstab ファイルのエントリを自動的に変更します。そのファイルシステムに対応するエントリが /etc/vfstab ファイルに存在しない場合には、手作業で作成しなければなりません。 このメッセージは、システムをリブートするように指示しています。


トランス "dn" のマスターデバイス (dn) にはマウントされているファイルシステムがあります。
"/etc/vfstab" 中にこのファイルシステムのエントリが存在する場合、そのエントリは、この
ファイルシステムをマウントするための新しいデバイスに更新されます。
このデバイスのマウントを有効にするためには、システムをリブートする必要があります。
 
The master device dn for Trans dn has a mounted file system.
 
If an entry for its file system exists in "/etc/vfstab," it will
be updated with the new device to mount for the file system.
 
The system must be rebooted for this
device mount to take effect.

ファイルシステムがマウントされているメタデバイスをトランスマスターとして追加しようとしました。DiskSuite は、そのファイルシステムに対応する /etc/vfstab ファイルのエントリを自動的に変更します。そのファイルシステムに対応するエントリが /etc/vfstab ファイルに存在しない場合には、手作業で作成しなければなりません。 このメッセージは、システムをリブートするように指示しています。


最後に変更が更新されてから、メタデバイス "dn" は、swap デバイスとなったため除去されま
した。
 
The metadevice dn has been removed as a swap device
since the last status update.

swap デバイスを削除しようとしました。デバイスの状態は swap になっています。デバイスの状態を更新するには、「メタデバイスエディタ」ウィンドウの「ファイル」メニューから「構成の再走査」を選択してください。


新しいミラーデバイス "dn" にはマウントされているファイルシステムの存在するサブミラーがあ
ります。
"/etc/vfstab" 中にこのファイルシステムのエントリが存在する場合、そのエントリイルはこのファ
システムをマウントするための新しいデバイスに更新されます。
このデバイスのマウントを有効にするためには、システムをリブートする必要があります。
 
The new Mirror device dn
has a submirror with a mounted file system.
 
If an entry for its file system exists in /etc/vfstab, it will
be updated with the new device to mount for the file system.
 
The system must be rebooted for this
device mount to take effect.

ファイルシステムがマウントされている連結方式をミラーに追加しようとしました。DiskSuite は、そのファイルシステムに対応する /etc/vfstab ファイルのエントリを自動的に変更します。そのファイルシステムに対応するエントリが /etc/vfstab ファイルに存在しない場合には、手作業で作成しなければなりません。 このメッセージは、システムをリブートするように指示しています。


状態データベースには複製がありません。
システムをリブートすると、すべてのメタデバイスが破壊されます。
 
The state database will have no replicas.
If the system reboots, all metadevices will
be corrupted.

MetaDB テンプレートから、状態データベースとすべての複製を削除しようとしました。確定後にリブートすると、いずれのメタデバイスにもアクセスできなくなります。


サブミラー "dn" には、マウントされているファイルシステムの存在するスライスがあります。
このファイルシステムのミラー化を有効にするためには、新しいデバイス名を使用して
 "/etc/vfstab" ファイルの記述を更新し、システムをリブートする必要があります。
このファイルシステムのエントリが存在している場合には、ミラー "dn" の確定操作を行うと
 "/etc/vfstab" は自動的に更新されます。
 
The submirror dn has a slice with a mounted
file system.
 
In order for mirroring of
this file system to be activated, the file
/etc/vfstab must be updated with the
new device name and the system rebooted.
 
Committing Mirror dn will update
/etc/vfstab automatically if an entry exists
for the file system.

ファイルシステムがマウントされているサブミラーをミラーに追加しようとしました。DiskSuite は、そのファイルシステムに対応する /etc/vfstab ファイルのエントリを自動的に変更します。そのファイルシステムに対応するエントリが /etc/vfstab ファイルに存在しない場合には、手作業で作成しなければなりません。 このメッセージは、システムをリブートするように指示しています。


このログはミラー化されていません。局所的な障害を回避するために、ログをミラー化することを
お勧めします。
 
This log is not mirrored. It is recommended that you mirror logs
whenever possible to avoid single points of failure.

ミラー化されていないログを使用してトランスメタデバイスを作成しようとしました。ログをミラー化しておかないと、データが損失したときに復旧できなくなります。


トランス "dn" にはログデバイスがありません。
 
Trans dn has no log device.

トランスログを持たないトランスメタデバイスを確定しようとしています。ログを追加してからトランスメタデバイスを確定してください。ログを追加しないと、ロギング機能は有効になりません。