Solstice DiskSuite 4.2.1 リファレンス

例 - RAID5 メタデバイス

図 2-6 に、RAID5 メタデバイス d40 を示します。

最初の 3 つのデータチャンクがディスク A 〜 C に書き込まれます。次に書き込まれるチャンクはパリティチャンクで、ディスク D に書き込まれます。このチャンクは、最初の 3 つのチャンクの排他的論理和を取ることによって作成されます。このようにデータチャンクとパリティチャンクを書き込むことにより、 RAID5 メタデバイスを構成するすべてのディスクにデータとパリティの両方が分散します。各ドライブは個別に読み取ることができます。パリティ情報により、いずれか 1 つのディスクが故障しても安全です。この例の各ディスクの容量が 2G バイトであるとすると、d40 の合計容量は 6G バイトになります (ディスク 1 つ分の領域がパリティ用に割り当てられます) 。

図 2-6 RAID5 メタデバイスの例

Graphic