この手順を使用し、1 つまたは複数のアップデートをシステムに適用します。
インストールしたアップデートを有効にするためにシステムの再起動が必要な場合 (「再起動が必要」)、アップデートのインストールは次回のシステムシャットダウン時に行われます。再起動が必要なアップデートを適用するには、次のコマンドのいずれかを使用してシステムシャットダウンを開始する必要があります。
システムの電源オフ – init 0 または shutdown -i 0
ファームウェアプロンプトへの移動 – init 5 または shutdown -i 5
システムの再起動 – init 6 または shutdown -i 6
reboot コマンド、halt コマンド、uadmin コマンドや、リセットまたは電源ボタンを使用 して、シャットダウンを開始しないでください。 これらの操作を行うと、必要なシャットダウン処理が省略され、アップデートはそのあとインストールされなくなります。仮に必要なシャットダウン処理を省略しても、アップデートのインストールはシステムの再起動時に行われます。
Update Manager GUI にアクセスします。
「Update Manager アプリケーションへのアクセス方法 (GUI)」を参照してください。
「有効なアップデート」画面へ移動します。
この画面には、システムに適したアップデートの一覧が表示されます。
(省略可能) 「アップデートをチェック」をクリックして、システムのアップデート分析を実行します。
毎日のアップデート分析を無効にした場合は、この分析を行なってください。
インストールする 1 つ以上のアップデートを選択します。
インストールできるのは、チェックボックスがあるアップデートのみです。アップデート ID の横にダッシュがあるアップデートは、次に予定されているシステムシャットダウン時にインストールするように設定されています。
インストールボタンの名前は、選択したアップデートの数で変わります。たとえば、1 つのアップデートを選択すると、ボタン名は「1 項目を今すぐアップデート」になります。2 つのアップデートを選択すると、ボタン名は「2 項目を今すぐアップデート」になります。
「1 項目を今すぐアップデート」をクリックします。
「インストール中」ダイアログボックスに、システム分析の進捗状況が表示されます。選択したアップデートが、システムにインストールされているほかのアップデートに依存するかどうかを判断するために、この分析が実行されます。このダイアログには、アップデートのダウンロードおよびインストール操作の進捗状況も表示されます。「キャンセル」をクリックすると、この操作を取り消すことができます。
「インストール概要」ダイアログボックスに、選択したアップデートのインストール状況が表示されます。緑色のチェックマークが表示されている場合は、インストールが正常に完了したことを示しています。インストールに失敗した場合は、アップデート ID の左に黄色の警告マークが表示され、アップデート ID の右に「失敗」マーク (赤い円の中に感嘆符) が表示されます。エラーメッセージには、インストールの失敗原因が表示されます。
「OK」をクリックすると、インストール概要ボックスが閉じます。
(省略可能) 1 つまたは複数の依存パッチを持つアップデートを選択した場合、それらの依存パッチのインストールに同意します。
「必要な追加アップデート」ダイアログボックスに、インストールする必要のあるその他のアップデートが表示されます。
「次へ」をクリックして、アップデートをインストールします。
アップデートがインストールされます。
インストールを取り消す場合は「キャンセル」をクリックします。
操作を取り消すと、アップデートはインストールされません。
(省略可能) システムの再起動が必要なアップデートを選択した場合は、今すぐシステムを再起動するかあとで再起動するかを決定します。
「インストール完了」ダイアログボックスに、インストールされたアップデートおよび、インストールが成功したか失敗したかが表示されます。システムの再起動が必要な (「再起動が必要」) アップデートをインストールする必要がある場合、アップデートをインストールするためにシステムを再起動するかどうかを尋ねるメッセージが表示されます。
ただちにシステムを再起動する場合は、「今すぐシステムを再起動」をクリックし、「OK」をクリックします。
システムを再起動する必要がないアップデートは、すぐにインストールされます。
「システムの再起動」ダイアログボックスに、システムを今すぐ再起動するかどうかを確認するメッセージが表示されます。
システムを再起動するには「はい」をクリックします。
Update Manager がシステムを再起動し、再起動が必要なアップデートがインストールされます。
「システムの再起動」ダイアログボックスを閉じるには「いいえ」をクリックします。
あとでシステムを再起動する場合は、「OK」をクリックします。
システムの再起動には、init コマンドまたは shutdown コマンドのみを使用してください。それ以外の方法でシステムを再起動すると、再起動が必要な待機中のアップデートがインストールされません。
システムの再起動を必要としないアップデートはすぐにインストールされます。一方、再起動が必要なアップデートは待機状態になり、次のシステム再起動時にインストールされます。