名前 | 形式 | 機能説明 | 属性 | 戻り値 | ファイル | 関連項目 | 注意事項
#include <tsol/label.h>int bslvalid(const bslabel_t *label);
呼び出し元プロセスは、現在のプロセスの機密ラベルより優位にあるラベルについて問いあわせるために、有効な特権セットの中に PRIV_SYS_TRANS_LABEL
を持っていなくてはなりません。
これらの関数は、バイナリラベルの妥当性を検査します。
bslvalid() は、label を調べて、このシステムに対して有効な機密ラベルかどうかを判別します。
bclearvalid() は、clearance を調べて、このシステムに対して有効な認可上限かどうかを判別します。
次の属性の説明については、attributes(5) のマニュアルページを参照してください。
属性タイプ | 属性値 |
---|---|
使用条件 | SUNWtsu |
MT レベル | MT- 安全 |
これらのルーチンは次の値を返します。
label_encodings ファイルをアクセスできない場合。
バイナリラベルがこのシステムに対して有効でない場合、プロセスの機密ラベルが
バイナリラベルより優位でなく、プロセスの有効な特権セットの中に PRIV_SYS_TRANS_LABEL
がない場合。
バイナリラベルがこのシステムに対して有効である場合。
bcltobanner(3), bilconjoin(3), blcompare(3), blinset(3), blmanifest(3), blminmax(3), blportion(3), bltocolor(3), bltos(3), bltype(3), btohex(3), hextob(3), labelinfo(3), labelvers(3), sbltos(3), stobl(3), label_encodings(4)
バイナリ機密ラベルは、SYSTEM_ACCREDITATION_RANGE
の中に指定されていて、blinset(3) によってチェックされる場合に有効です。bslvalid() は、SYSTEM_ACCREDITATION_RANGE
を含むセットを指定して blinset() を呼び出すのと同義で、完全性を得るためのものです。