システムが生成したパスワードリストからユーザーに新しいパスワードを選択させることもできます。Trusted Solaris が生成するパスワードは、発音不能で、侵入者が容易に想像できないものになっています。
トラステッドパスメニューから「パスワード変更 (Change Password)」を選択します。
現在のパスワードの入力を求めるダイアログボックスが表示されます (図 4-11)。パスワードを入力して、「了解 (OK)」をクリックすると、次に図に示すようなダイアログボックスが表示されます (システムが生成するパスワードを使用する場合)。パスワード生成ダイアログボックスには、システムが生成した一意のパスワードのオプションが 5 つ表示されます。各パスワードの右側の括弧の中に、記憶しやすいように、読み方が音節ごとに分けて表示されます。
5 つのパスワード候補を確認します。
候補のうちの 1 つを使用する場合は、確認 (Confirmation) フィールドにそのパスワードを入力し、Return キーを押すか、「了解 (OK)」をクリックします。
選択したパスワードが設定されます。
現在提示されているもの以外から選択したい場合は、確認フィールドに何も入力せずに、そのまま Return キーを押すか、「了解 (OK)」をクリックします。
新たな 5 つのパスワード候補が表示されます。その中から 1 つを選択して確認フィールドに入力し、Return キーを押すか、「了解 (OK)」をクリックします。気に入ったパスワードがない場合は、この手順を繰り返して、再び新しい 5 つのパスワード候補を表示します。
パスワードの再入力を求めるプロンプトが表示されたら、選択したパスワードをもう一度確認フィールドに入力し、Return キーを押すか、「了解 (OK)」をクリックします。
この手順は、入力したパスワードのスペルを確認すると同時に、パスワードの入力練習にもなります。確認後、ダイアログボックスが閉じます。