Trusted Solaris ユーザーズガイド

セクション番号でマニュアルページを指定する

別のセクションにバージョンの異なるトピックが存在するかどうかを確認するには、次のように入力します (topic : トピック名)。

% man -l topic

Trusted Solaris 環境のセクション単位でマニュアルページを指定するには、次のように入力し、トピックとセクション番号を指定します (sectionnumber : セクション番号)。

% man -s sectionnumber topic

セクション番号を指定しない場合は、デフォルトにより、Trusted Solaris バージョンのトピックが表示されます (指定したトピックが存在する場合)。Trusted Solaris のセクション番号の末尾には 「TSOL」という文字が付きます。標準 Solaris バージョンのトピックを表示する場合は、適切なセクション番号を指定する必要があります。

たとえば、tar コマンドのマニュアルページの異なるバージョンを検索した場合は、次のように表示されます。

% man -l tar
tar (1tsol)     -M /usr/man  tar (1) -M /usr/man

上の例は、tar コマンドのマニュアルページが (1) と (1TSOL) セクションに存在することを示しています。-M の後には、各マニュアルページのセクションに対するパスが示されます。

Trusted Solaris 環境でセクションを指定せずに「man topic」と入力すると、次の例に示すように、デフォルトにより、いちばん小さい番号の Trusted Solaris セクションが表示されます。

% man tar  
tar (1TSOL)        TSOL ユーザコマンド        tar (1TSOL)
【名前】
     tar - テープアーカイブの作成およびファイルの追加または抽出
【形式】

セクション番号を指定した場合は、次のように表示されます。

% man -s1 tar  
tar (1)           ユーザコマンド             tar (1)  
【名前】
     tar - テープアーカイブの作成およびファイルの追加または抽出
【形式】 ...