Trusted Solaris 開発ガイド

CMW ラベル

CMW ラベルは、データの格付けへのアクセスの制御と、データの格付けの管理を行います。すべてのプロセスとオブジェクトには、2 つのラベル部からなる CMW ラベルがあります。 1 つは、必須アクセス制御 (MAC) が判断のために使用する機密ラベルで、もう 1 つはデータの実際の機密性を識別するための情報ラベルです。


注 -

Trusted Solaris 7 では、情報ラベルは機能しません。情報ラベルは、互換性のためだけに CMW ラベルに表示されます。情報ラベルを返す関数の大部分は、デフォルトで情報ラベルを ADMIN_LOW にリセットし、情報ラベルを使用することはありません。


次の処理を行うプログラミングインタフェースの詳細は、第 5 章「ラベル」を参照してください。