Trusted Solaris 7 リリースノート

日本語 PostScript プリンタのサポート

日本語 Trusted Solaris 7 では、日本語 PostScript プリンタを使用できます。日本語 PostScript ファイルの内容が出力できるほか、jpostprint フィルタを使用して日本語テキストファイルも日本語 PostScript に変換して出力できます。

ローカルプリンタとして追加する場合
  1. 『Trusted Solaris 管理の手順』の「Trusted Solaris 印刷サーバーに接続されたプリンタをインストールするには」に記述されている方法でインストールを行います。

  2. 次のように入力して、印刷フィルタを登録します。

    条件 - 役割: secadmin、ラベル: ADMIN_LOW、ツール: 端末エミュレータ


    $ cd /etc/lp/fd
    $ lpfilter -x -f postprint
    $ lpfilter -f jpostprint -F jpostprint.fd
    
  3. 次のように入力して、インタフェースプログラムを登録します。

    条件 - 役割: secadmin、ラベル: ADMIN_LOW、ツール: 端末エミュレータ

    -p の後の jps にはプリンタ名を入力します。


    $ lpadmin -p jps -i /usr/lib/lp/model/jstandard
    
  4. 『Trusted Solaris 管理の手順』の「Trusted Solaris プリンタサーバに接続されたプリンタにラベル範囲制限を設定するには」 に記述されている方法でラベルの制限範囲を設定します。

リモートプリンタとして追加する場合
  1. 『Trusted Solaris 管理の手順』の「リモートプリンタへのアクセスを追加するには」に記述されている方法で設定を行います。

  2. /etc/lp/printers.conf ファイルを編集します。

    条件 - 役割: secadmin、ラベル: ADMIN_LOW、ツール: 管理用エディタ

    1. 管理用エディタを使用して /etc/lp/printers.conf ファイルを開きます。

    2. /etc/lp/printers.conf ファイルの該当するサーバー (この場合は hiraki) の「:bsdaddr=hiraki,sparc140:」に以下のように「Solaris」を追加します


      bsdaddr=hiraki,sparc140,Solaris:

プリンタの設定方法以外の管理手順については『Trusted Solaris 管理の手順』の第 14 章「印刷管理」を参照してください。

注意点

日本語の使用に関しては、次の点に注意してください。


注 -

ドットマトリックス漢字プリンタ (EPSON VP-5085、NEC PC-PR201)、日本語ページプリンタ (Canon LASERSHOT) は正しく機能しますが、ページラベルまたはバナーページおよびトレーラページをサポートしていないため、Trusted Solaris の印刷条件は満たされません。