Trusted Solaris のユーザーと役割が使用できる認可上限、機密ラベル、情報ラベルのセットはすべて、label_encodings ファイルに定義されます (「ラベル」を参照)。ラベルは、内部処理では 16 進式で格納されていますが、ユーザー画面には、特に指定しない限り ASCII 形式で表示されます。
Trusted Solaris でラベルの管理に使用するコマンドは次の 3 つです。
chk_encodings
atohexlabel
hextoalabel
chk_encodings(1M) コマンドは、指定した label_encodings ファイルの構文と、そのセマンティクスを確認します。検出されたエラーは標準出力ファイルに書き込まれます。
atohexlabel(1M) コマンドは、ASCII 形式ラベル (機密ラベル、情報ラベル、認可上限など) を標準の 16 進式ラベルに変換し、その結果を標準出力ファイルに書き込みます。ASCII 形式のラベルが指定されなかった場合は標準入力から読み取ります。
hextoalabel(1M) コマンドは、16 進形式のラベル (機密ラベル、情報ラベル、認可上限など) を、標準の ASCII 形式ラベルに変換し、その結果を標準出力ファイルに書き込みます。16 進ラベルが指定されなかった場合は標準入力から読み取ります。