同機種システムネットワークは、管理と保護がもっとも簡単な構成です。同機種システムネットワーク構成では、すべてのワークステーションが Trusted Solaris 7 オペレーティング環境を使用し、同じセキュリティ属性セット (機密ラベル、情報ラベルなど) を持つ同じ NIS+ マスターサーバーを使用します。NIS+ マスターのサービスを受ける一般的な同機種システムネットワークは、次の図に示すような構成になります。同機種システムネットワークのホストは、同じセキュリティドメインに属するものとみなされます。
ワークステーションは、ネットワークインタフェースと呼ばれる物理コネクタでネットワークに接続されます。各ネットワークインタフェースの認可範囲は、最上位機密ラベルによって上限を、最下位機密ラベルによって下限を定義されています。インタフェースを介して送受信される情報の機密度は、この認可範囲によって制御されます。