Trusted Solaris 管理の概要

route

route(1M) コマンドを使用して、emetric (セキュリティ情報) の追加、削除などのネットワークルーティングテーブルの操作ができます。Trusted Solaris 版の route コマンドを正しく実行するには、sys_net_config 特権の継承が必要です。Trusted Solaris 環境の route コマンドには、次の 3 つのオプションがあります。

IP デバイスを開いて経路を追加または削除できるようにするには、sys_net_config 特権の継承が必要です。また、ADMIN_HIGH の機密ラベルで、実効 UID を 0 にするか、sys グループに指定して実行しなくてはなりません。MAC ポリシーの条件である ADMIN_HIGH の制約は、file_mac_read 特権で無効にできます。DAC の条件である UID 0 または sys グループの制約は、file_dac_read 特権で無効にできます。詳細は、「Trusted Solaris のルーティング」を参照してください。