複数のワークステーションのレコードを併合して作成した監査トレールで、レコードが順不同で並べられている場合には、sequence トークンを使って監査トレールの不一致をデバッグすることができます。sequence トークンは、デフォルトでは記録されないので、セキュリティ管理者が監査ポリシーに追加します。監査ポリシーは、その監査トレールにかかわっている全ワークステーションで必ず同じ設定にしてください。
監査トレールのデバッグが終了したら、セキュリティ管理者はトークンを削除します。
seq 監査ポリシーを動的に追加するためには、ラベル admin_low
でセキュリティ管理者になって、コマンド行に次のように入力します。
$ auditconfig -setpolicy +seq $ auditconfig -getpolicy slabel, seq |
seq 監査ポリシーを常置するためには、ラベル admin_low
でセキュリティ管理者になって、audit_startup ファイルに次のように入力します。
#!/bin/sh auditconfig -setpolicy +slabel, seq