Trusted Solaris の監査管理

audit_control ファイルの例

次に、ワークステーション willetaudit_control ファイルの例を示します。willet は、監査サーバー egret の 2 つの監査ファイルシステムと、監査管理サーバー audubon からマウントした 3 番目の監査ファイルシステムを使用します。3 番目のファイルシステムは、egret の監査ファイルシステムがいっぱいであるか、または使用できない場合に限って、監査レコードを保存します。minfree の値が 20% になっているので、ファイルシステムの 80% がいっぱいになり、現在のワークステーションの監査データが新しいディレクトリに保存される時点で警告スクリプトが実行されます (audit_warn(1M) のマニュアルページを参照)。フラグは、ログインと管理操作すべてをその成否にかかわらず監査することと、ファイルシステムのオブジェクト作成の失敗を除く全種類の失敗イベントを監査することを表しています。

flags:lo,ad,-all,^-fc
naflags:lo,nt
minfree:20
dir:/etc/security/audit/egret/files
dir:/etc/security/audit/egret.1/files
#
# Audit filesystem used when egret fills up
#
dir:/etc/security/audit/audubon