Trusted Solaris の監査管理

監査クラスを追加する方法

  1. ラベル admin_low でセキュリティ管理者になって、audit_classes ファイルに監査クラスを追加します。

    1. アプリケーションマネージャで「システム管理 (System_Admin)」フォルダを開きます。

    2. 「監査クラス (Audit Classes)」アクションをダブルクリックします。

  2. 「イベントとクラスの対応関係の計画 - サイト独自の設定」で計画したクラスを追加し、内容を保存してエディタを終了します。


    注意 - 注意 -

    すでに使用している 16 進数を割り当てることはできません。


  3. ラベル admin_low でセキュリティ管理者になって、「監査イベント (Audit Events)」アクションを開いて、イベントに新しいクラスを追加します。

    イベントが複数のクラスに属する場合、コンマ (スペースは使わない) でクラスを区切ります。

  4. 内容を保存してエディタを終了します。

  5. audit_control(4) ファイルと audit_user(4) ファイルを変更して、新しいクラスのイベントの監査を行えるようにします。

    手順の詳細については、「監査フラグを設定する方法」「例外ユーザー情報を設定する方法」を参照してください。


    注 -

    分散システムでは、audit_classaudit_eventaudit_startupaudit_user の各ファイルはネットワーク上の全ワークステーションで 同じ内容にします。ファイルのマスターコピーをネットワーク上のすべてのワークステーションに配布する手順については、「監査構成ファイルをネットワーク上の各ワークステーションに配布する方法」を参照してください。


  6. システムを再起動するか、セキュリティ管理者になって admin_low プロファイルシェルで auditconfig(1M) コマンドを実行します。このとき、適切なオプションを付けます。

    次の例では、監査セッション ID は 159 で、新しいクラスは gr (グラフィックアプリケーション用) と db (データベースアプリケーション用) です。


    $ auditconfig -setsmask 159 gr,db