Trusted Solaris の監査管理

監査トークンの順序

各レコードは、header (ヘッダー) トークンで始まり、trailer (トレーラ) トークン (省略可能) で終わります。header トークンと trailer トークンの間にある 1 つ以上のトークンはイベントを説明するものです。ユーザーレベルのイベントやカーネルイベントの場合、トークンはオブジェクトの属性を説明します。オブジェクトの属性には、イベントを実行したプロセス、イベントが実行されたオブジェクト、所有者、モードなどがあります。

たとえば、AUE_LSTAT カーネルイベントには次のトークンがあります。なお、AUE_LSTAT の監査レコードの書式は 表 B-70 にあります。

auditconfig コマンドで trail (トレール) ポリシーが有効になっている場合には、監査レコードの中で return トークンの後に trailer トークンが続きます。