Trusted Solaris のラベル管理

ラベル非表示での実行

管理者以外のユーザーにラベルを表示したくない場合や、必須アクセス制御によってユーザーアクセスが制限されていることを認識させたくない場合があります。「ラベルなし動作を設定する」の手順に従って、セキュリティ管理者役割は、「ラベルなし」に見える動作を設定できます。その結果、すべての一般ユーザーは、CDE ウィンドウシステムを持つ Solaris 環境と視覚的にほとんど変わらない作業環境で作業できます。

管理者以外のユーザーにはラベルが表示されなくても、次に示す一部のラベルは常に存在し続けていることを念頭に入れておく必要があります。


注 -

Trusted Slaris 7 では情報ラベルを使用しませんが、label_encodings ファイルを chk_encodings(1M) に渡すためには、ファイルに情報ラベルが定義されていなければなりません。このソフトウェア要件を満たすには、SENSITIVITY LABELS WORDS 中に定義されている語句を INFORMATION LABELS WORDS セクションにコピーします。