N1 Provisioning Server 3.1, Blades Edition Control Center 管理ガイド

ファームの状態の変更

配備済みのファームには、次の状態変更を実行できます。

アクティブなファームが待機状態になると、すべてのストレージボリュームは保持されますが、ハードウェアは空きプールに戻されます。 具体的には、ストレージを除くすべての要素がアイドルプールに戻されます。 ファームを停止 (非アクティブ化) した場合、このファームをテンプレートとして保持するか、削除するかを選択できます。

ファームを待機状態にしたあと、このファームの再起動を要求して、ファームをアクティブ状態に戻すことができます。 非アクティブなファームを再起動することはできません。 ただし、SaveAs 機能を使って、非アクティブなファーム設計のコピーを作成し、変更を加えて起動のため送信することは可能です。

ファームの待機状態への変更

待機状態では、アイドル状態のファームによって使用されるほとんどのリソースを簡単に解放できます。 あとで簡単に短時間で再起動できるように、ファームの設計とデータの保存も行われます。

待機状態では、サーバーやロードバランサが空きプールに戻されます。 ネットワーク構成、リソース (IP アドレス、VLAN など) を含むファーム設計とディスクデータは保存されます。

ファームの停止

Control Center によりファームを停止できます。 停止したファームは完全に廃棄されます。よって、すべてのリソースは解放され、その他の用途で使用できるようにクリアされます。 関連付けられた設計と履歴だけが、Control Center 内の非アクティブなファームとして保持され、追跡の対象となります。

ファームに Ethernet 接続のデバイスが含まれる場合 (Control Center の「Editor」画面に Ethernet ポート要素の接続がある場合)、このデバイスはファームの停止の一環として手動で切断します。 そうしないと、デバイスの IP アドレスが別のユーザーの新しいファームに再度割り当てられるため、セキュリティリスクが発生します。