ファーム処理の失敗シナリオの詳細については、『N1 Provisioning Server 3.1, Blades Edition システム管理ガイド』を参照してください。
ファーム処理に成功した場合、次の結果が得られます。
Control Center の「Administration」画面の「Farm Request」ダイアログの「Message」セクションに、完了ステータスが表示される
farm –l farm_ID コマンドが ERROR (0) を出力し、この処理の適切な状態を表すファーム状態になる
ファーム処理に失敗した場合、次の結果が得られます。
Control Center の「Administration」画面の「Farm Request」ダイアログの「Message」セクションに障害ステータスが表示される
ファームの ERROR はゼロ以外の数字 (1000 以外) で、適切なファーム状態にならない。 ERROR (1000) はエラーではなく、ファーム処理が進行中であることを示す
ファームが SP に割り当てられている場合 (farm –l farm_ID コマンドで確認)、その SP 上の /var/adm/messages ファイルと /var/adm/tspr.debug ファイルにエラーメッセージがないか確認する
Master Segment Manager を実行している SP 上の /var/adm/messages ファイルと /var/adm/tspr.debug ファイルに重要なエラーメッセージがないか確認する
次に、ログファイル内のメッセージの表示例を示します。
Oct 30 00:16:47 sp4 java[506]: [ID 289794 user.info] TSPR [sev=okay] [apps=770034] TCPEventHandler:dispatch...
『N1 Provisioning Server 3.1, Blades Edition システム管理ガイド』を参照してください。
問題の位置を示すには、次のツールを使用します。
「Administration」画面の「Control Center Farm Requests」ダイアログからファーム起動処理を監視する。 起動処理中、デバイスのファームへの追加が正常に行われると、メッセージが表示される。 障害が発生したデバイスを特定できるか確認する
端末サーバー (端末サーバーが使用できない場合はデバイスのシリアルポート) をコンソールとして、特定のデバイスに接続し、診断情報を取得する。 ファームデバイスが起動するまで、デバイスにはコンソールからのみ接続できる
エラーの原因を特定し、必要な処理 (障害が発生したサーバーの置き換え、ファームリソースの解放、ネットワークの問題の解決など) が完了したら、ファーム処理を再実行します。 エラーをクリアするには、-f オプションを指定します。 たとえば、ファームの起動に失敗した場合、farm –af farmid コマンドを実行します。
要求の放棄とやり直し
ファームを放棄し、停止する場合は、farm –df farm_ID コマンドを実行します。 このコマンドは、ファームのリソースをクリアし、ファームを非アクティブな状態にします。 その後、farm –D farmid コマンドを使ってファームを削除します。 次に、「File」メニューの「Save As」オプションを選択して、ファームを別の名前で保存します。 この別名で保存したファームを起動します。
Control Center は、自動的に制御プレーンに同期します。したがって、Control Center には最新のファームステータスが反映されます。