N1 Provisioning Server 3.1, Blades Edition システム管理ガイド

一般的な監視の症状の診断

数多くの問題に共通する数多くの症状が存在します。 この節では、次の症状を診断する方法を説明します。

ネットワーク、DNS、または DHCP の問題

ネットワーク、DNS、または DHCP の問題に関して、次の表の項目を確認します。

表 7–4 エラーの確認

確認するエラー  

エラーを確認する対象 

コントロールプレーンサーバーで次のコマンドを実行して、すべてのリソースプールサーバーが ping の信号を受信できることを確認する。 /opt/terraspring/sbin/mls -lf farm-ID.


注 –

このコマンドにより、ping の信号を受信できる、ファーム内の全サーバーが表示される。


ADDED として表示されているすべてのサーバー

各サーバーに対して telnet を実行することで、すべてのリソースプールサーバーに到達可能であることを確認する。

telnet を使用しても到達不能なすべてのサーバー


注 –

場合によっては、サーバーが ping の信号を受信できても、シングルユーザーモードでは telnet を使用しても到達不能であることがあります。 この問題を解決するには、コンソールポートに接続し、マルチユーザーモードでブートします。


監視プロセスがコントロールプレーン上で動作していない

監視プロセスに関する診断を確定させた後、次のコマンドを実行します。


/usr/ucb/ps -auxww | grep MM

監視プロセスが動作中である場合は、次の例のような出力が表示されます。


USER	 PID %CPU %MEM SZ  RSS TT   S START  TIME  COMMAND
root 14540 0.2	1.14 485 620 608? S Mar 05	 18:32 /bin/../java/bin/..
/bin/sparc/native_threads/java -Dsun.net.inetaddr.ttl=0 com.
terraspring.mon.MM 
root 9529  0.1	0.1	  976 672 pts/2 S 11:49:40 0:00 grep MM

監視プロセスが動作中でない場合は、次の例のような出力が表示されます。


USER PID %CPU %MEM  SZ  RSS TT     S  START TIME     COMMAND
root 9565 0.1  0.1  976 672 pts/2  S  11:50:28  0:00 grep MM

プロセスを再起動する方法の詳細については、「コントロールプレーンサーバーでの監視プロセスの再起動 」を参照してください。

エージェントプロセスがリソースプールサーバー上で動作していない

リソースプールサーバーでエージェントプロセスが動作していない可能性があります。 次のいずれかの方法で、この状態を確認します。

プロセスを再起動する方法の詳細については、「リソースプールサーバーでのエージェントプロセスの再起動 」を参照してください。

コントロールプレーンサーバーから Control Center へのメッセージが機能していない

さまざまな理由により、コントロールプレーンサーバーと Control Center 間のメッセージが機能しない場合があります。 最も一般的な理由には次のものがあります。