N1 Provisioning Server 3.1, Blades Edition インストールガイド

物理コンポーネント

以下の図は、典型的な N1 Provisioning Server システムを構成するハードウェアの例を示しています。

図 1–1 代表的な N1 Provisioning Server システム

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以降の節では、上記図に示されているハードウェアコンポーネントについて説明します。

Sun Fire B1600 Blade システムシャーシ

各ブレードシステムシャーシは、次のコンポーネントで構成されています。

各ブレードシステムシャーシは、最大 8 の B200x サーバーブレード、または 16 のシングルスロットサーバーブレードをサポートします。

コントロールプレーンサーバー

コントロールプレーンサーバーはすべての N1 Provisioning Server ソフトウェアをホストします。ホストされるソフトウェアとして、コントロールプレーンソフトウェア、コントロールプレーンデータベース (CPDB)、Control Center サーバーおよびデータベース、Control Center ソフトウェア、および標準インストールで N1 Provisioning Image Server があります。

Control Center 管理 PC

Control Center 管理 PC は、Web ブラウザベースのユーザーインタフェースを使用して Control Center ソフトウェアへのアクセスを提供します。 Control Center は、論理サーバーファームの設計および配備と、ネットワークトポロジ、ストレージ要件、監視、警告などを含む多数の特性の定義に使用されます。 また、実行する監視の種類を定義するのにも使用されます。 監視の定義は、MML (Monitoring Mark-up Language) を使用して保存されます。

N1 イメージサーバー

N1 イメージサーバー (N1 IS) は、シャーシに各種サーバーブレードのオペレーティングシステムのディスクイメージを格納するのに使用されます。また、サーバーブレードおよびオペレーティングシステムの種類に応じて、JumpStartTM アーカイブまたはフラッシュアーカイブを使用して、ディスクイメージをサーバーブレードに読み込むのにも使用されます。 イメージサーバーは、通常、コントロールプレーンサーバーにインストールされますが、 必要に応じて別のマシンにインストールすることもできます。


注 –

性能を上げるためには、ギガビット銅ネットワークインタフェースカード (NIC) をイメージサーバーに使用します。


コントロールプレーンスイッチとデータプレーンスイッチ

コントロールプレーンスイッチは、指定のコントロールサブネットおよび仮想ローカルエリアネットワーク (VLAN) 上のすべての管理インタフェースと制御インタフェースを接続します。 コントロールプレーンスイッチは、シャーシに単一のスイッチおよびシステムコントローラ (SSC) が含まれる、単一ブレードシステムシャーシ のインストールの場合にのみ任意です。 コントロールプレーンスイッチのインストールは、シャーシに 2 つの SSC が含まれる場合や、2 つ以上のシャーシがある場合には必須です。

データプレーンスイッチは、コントロールプレーンサーバー、N1 イメージサーバー、ブレードシステムシャーシ SSC およびサーバーブレードと、ネットワークとの間の接続を提供します。