以下の図は、典型的な N1 Provisioning Server システムを構成するハードウェアの例を示しています。
以降の節では、上記図に示されているハードウェアコンポーネントについて説明します。
各ブレードシステムシャーシは、次のコンポーネントで構成されています。
1 台または 2 台のシャーシスイッチおよびシステムコントローラ (SSC)。 SSC は、各シャーシの SSC0 に取り付ける必要があります。
1 つまたは複数の以下のようなサーバーブレード
B100s: SPARC アーキテクチャー、Solaris オペレーティングシステム
B100x: シングルプロセッサの x86 アーキテクチャー、Solaris x86 または Linux オペレーティングシステム
B200x: デュアルプロセッサの x86 アーキテクチャー、Solaris x86 または Linux オペレーティングシステム
B200x ブレードは、2 つのシャーシスロットを占有し、管理対象外デバイスとして扱われます。
B10n: コンテンツ負荷均衡ブレード
B10p: SSL プロキシブレード
SSL プロキシブレードは、非管理デバイスとして扱われます。
各ブレードシステムシャーシは、最大 8 の B200x サーバーブレード、または 16 のシングルスロットサーバーブレードをサポートします。
コントロールプレーンサーバーはすべての N1 Provisioning Server ソフトウェアをホストします。ホストされるソフトウェアとして、コントロールプレーンソフトウェア、コントロールプレーンデータベース (CPDB)、Control Center サーバーおよびデータベース、Control Center ソフトウェア、および標準インストールで N1 Provisioning Image Server があります。
Control Center 管理 PC は、Web ブラウザベースのユーザーインタフェースを使用して Control Center ソフトウェアへのアクセスを提供します。 Control Center は、論理サーバーファームの設計および配備と、ネットワークトポロジ、ストレージ要件、監視、警告などを含む多数の特性の定義に使用されます。 また、実行する監視の種類を定義するのにも使用されます。 監視の定義は、MML (Monitoring Mark-up Language) を使用して保存されます。
N1 イメージサーバー (N1 IS) は、シャーシに各種サーバーブレードのオペレーティングシステムのディスクイメージを格納するのに使用されます。また、サーバーブレードおよびオペレーティングシステムの種類に応じて、JumpStartTM アーカイブまたはフラッシュアーカイブを使用して、ディスクイメージをサーバーブレードに読み込むのにも使用されます。 イメージサーバーは、通常、コントロールプレーンサーバーにインストールされますが、 必要に応じて別のマシンにインストールすることもできます。
性能を上げるためには、ギガビット銅ネットワークインタフェースカード (NIC) をイメージサーバーに使用します。
コントロールプレーンスイッチは、指定のコントロールサブネットおよび仮想ローカルエリアネットワーク (VLAN) 上のすべての管理インタフェースと制御インタフェースを接続します。 コントロールプレーンスイッチは、シャーシに単一のスイッチおよびシステムコントローラ (SSC) が含まれる、単一ブレードシステムシャーシ のインストールの場合にのみ任意です。 コントロールプレーンスイッチのインストールは、シャーシに 2 つの SSC が含まれる場合や、2 つ以上のシャーシがある場合には必須です。
データプレーンスイッチは、コントロールプレーンサーバー、N1 イメージサーバー、ブレードシステムシャーシ SSC およびサーバーブレードと、ネットワークとの間の接続を提供します。