この節では、インストールと初期構成に関する既知の問題と、それらへの対処法について説明します。 インストールの検査に関連する問題の詳細については、「インストールの検査の問題と解決策」を参照してください。
問題:VLAN 対応のギガビット Ethernet カードが、インストール処理時に見つからない。 インストーラがシステムで VLAN 対応のカードまたは適切なドライバを検出できない場合は、次のメッセージが表示されます。
Could not detect any known gigacards. Check if your driver packages are installed. |
この問題には、次の複数の原因が考えられます。
サポート対象の VLAN 対応ギガビット Ethernet カードが、N1 Provisioning Server システムにインストールされていない。 N1 Provisioning Server ソフトウェアでは、次の 2 つのサポート対象ネットワークカードのいずれかが、指定のドライバとともにインストールされている必要があります。
SysKonnect SK98xx: 64 ビットドライババージョン 6.02
GigaSwift: Solaris 8 ドライバにはパッチ 112119-04 が必要
N1 Provisioning Server にサポート対象のバージョンのドライバがインストールされていることを確認します。
カード用のドライバが正しくインストールされていない可能性がある。 正しいバージョンのネットワークカード用ドライバがインストールされていることを確認します。 また、VLAN 機能を有効にするために、GigaSwift カード用のドライバパッケージがインストールされていることも確認します。
カードがインスタンス 0 としてインストールされていない。N1 Provisioning Server ソフトウェアでは、VLAN 対応のギガビット Ethernet カードはインスタンス 0 としてインストールされていることが想定されています。この設定を確認するには、/etc/path_to_inst ファイルで ce または skge を確認します。 ネットワークカードに別のインスタンス番号が割り当てられている場合は、サーバーを再構成する必要があります。 別のインスタンス番号を割り当てるためにサーバーを再構成するには、次の手順に従います。
同一デバイスに一致するすべてのインスタンスを特定します。
"/pci@8,700000/pci@3/network@0" 0 "ce" grep "/pci@8,700000/pci@3/network@0" /etc/path_to_inst |
上記の手順で特定されたすべてのエントリを、/etc/path_to_inst ファイルから削除します。
次のコマンドを使用して、N1 Provisioning Server システムをリブートします。
# reboot -- -r |
リブート後、ce または skge インスタンスが 0 に設定されていることを確認します。
インストール時に、必要なパッチが一部インストールされていないというメッセージが表示される。
対処方法:インストールを続行するには、必要なオペレーティングシステムのパッチをインストールする必要があります。 N1 Provisioning Server 3.1, Blades Edition リリースでは、インストールガイドに記載されている必要なパッチを個別にインストールするのではなく、Solaris 8 の推奨パッチクラスタをインストールできます。 必要なパッチのインストールの詳細については、『N1 Provisioning Server 3.1, Blades Edition インストールガイド』の「必須パッチのインストール」を参照してください。
問題:オペレーティングシステムのパッチを N1 Provisioning Server システムに適用した後、named/dhcp が正しく起動しない。 この問題の現象としては、ファーム要求の開始の失敗があります。
対処方法:適用されたパッチが、BIND や DHCP などの、N1 で変更されたシステムツールのいずれかを上書きした可能性があります。 次の解決策を試みます。
ツールの N1 で変更されたバージョンを上書きしたパッチを特定します。 現時点では、N1 では BIND および DHCP 関連のファイルのみが置き換えられます。 これらのシステムツールに適用されたパッチのリストを特定したら、patchrm ユーティリティを使用してこれらのパッチを削除します。
次の 2 つのパッケージを再インストールします。
TSPRdns
TSPRdhcp
パッケージファイルは、製品のメディアの Solaris/Terraspring/3.1/Product パスにあります。
Sun JavaTM System Application Server のインストールに失敗する。 インストールのログファイル (/var/opt/terraspring/install/run/install.log) には、固有のエラーメッセージが含まれています。
対処方法:この問題の原因として可能性が最も高いのは、N1 Provisioning Server システムでパッチが見つからないことです。 N1 Provisioning Server システムに必要なすべてのパッチをインストールしたことを確認します。
問題:ブレードシステムシャーシの IP アドレスとスイッチネットワークの構成情報を入力する際に、シャーシが見つからない。 次のエラーメッセージが表示されます。
Cannot ping System Controller IP Value ip-address |
この問題は、ネットワークの問題が原因です。 ネットワークの構成を行なっていない場合は、ブレードシステムシャーシのシステムコントローラ (SC) を構成して、N1 Provisioning Server から IP アクセス可能にする必要があります。 詳細については、『N1 Provisioning Server 3.1, Blades Edition インストールガイド』 の「コントロールプレーンでの IP アドレスの割り当て」を参照してください。
問題:シャーシの構成に失敗する。 インストールのログファイル (/var/opt/terraspring/install/run/install.log) には、固有のエラーメッセージが含まれています。 インストーラでは、ユーザーが選択可能な一連のオプションとともに、次のメッセージが表示されます。
Installation may have failed due to incorrect user input or some other correctable error. |
インストーラでシャーシの SC またはスイッチの構成に失敗する場合は、次の項目を確認する必要があります。
シャーシの SC が正しく応答し、ハング状態ではないことを確認します。 SC のプロンプトから showplatform -v を実行し、大幅に遅れる (たとえば 1 分を超える) ことなく出力が画面に表示されることを確認します。
インストーラに入力されているログインパラメータが、シャーシとスイッチで構成されているユーザー名およびパスワードと一致することを確認します。
インストーラに入力されている IP アドレスを使用して、シャーシの SC がネットワークアクセス可能であることを確認します。
シャーシの検出に失敗する。 インストールのログファイル (/var/opt/terraspring/install/run/install.log) には、固有のエラーメッセージが含まれています。 インストーラでは、ユーザーが選択可能な一連のオプションとともに、次のメッセージが表示されます。
Installation may have failed due to incorrect user input or some other correctable error. |
シェルフコントローラの CLI プロンプトの generation プロパティが none に設定され、プロンプトの最後が > 文字であることを確認します。
問題:インストール時に、Control Center データベースの作成に失敗する。 インストールのログファイル (/var/opt/terraspring/install/run/install.log) には、固有のエラーメッセージが含まれています。 インストーラでは、ユーザーが選択可能な一連のオプションとともに、次のメッセージが表示されます。
Installation may have failed due to incorrect user input or some other correctable error. |
データベースシステムに Oracle を使用している場合、インストーラが Control Center データベースを作成できるように、インストーラには Oracle データベース管理者のアカウントのユーザー名とパスワードの情報が必要です。 この情報をインストーラに正しく入力していない場合や、デフォルトのシステム/管理者アカウントが存在しない場合は、CC データベースの作成に失敗します。
データベースの作成に失敗する場合は、正しいユーザー名とパスワードの組み合わせが含まれるように Oracle データベースを更新するか、ユーザー名とパスワードの新しい組み合わせを入力してインストーラのパラメータを更新します。
問題: 対処方法:稼働レベルが低いシェルフシステムコントローラ (SSC) の代わりとなる新しい SSC で switchsync ツールを実行した場合は、このメッセージは無視しても問題ありません。 switchsync ツールを使用するのは、使用中の誤動作などの問題が生じた SSC を別の SSC に交換する場合です。 ただし、Provisioning Server で (ファームの起動などの) スイッチの構成を変更するのに十分な稼働レベルが存在しない場合、古い SSC の代わりとなる新しい SSC でこのツールを実行する必要はありません。 このツールを実行しようとすると、スイッチでの構成の読み込みで問題が生じたというエラーが表示される場合があります。 このエラーが発生するのは、スイッチ関連の動作が行われていなかったためにスイッチの構成に関してデータベースに十分な情報がないことが原因です。
問題: 対処方法:N1 Provisioning Server ソフトウェアには、アンインストールプログラムが含まれています。 uninstall_PS コマンドを実行して、部分的にインストールされたサーバーをアンインストールします。