Sun Management Center エージェントがホストシステムに与える演算負荷は、最低限のものです。演算負荷は、定期的なデータ収集、アラーム規則の処理、アラーム予告、アラームアクションの実行、クライアント要求の処理といった通常の管理オペレーションによって引き起こされます。
負荷の量は、データの収集の頻度、収集されるデータ量、検出されるアラームの数、ユーザ要求の数などに比例します。したがって、消費される CPU リソースの割合は、システムに読み込まれるモジュールの数と種類、これらのモジュールの構成、およびホストシステムの演算能力によって決まります。
総合的なモジュールセットが読み込まれた、管理処理の多いローエンドマシンの場合でも、エージェントは CPU リソースのごく一部しか消費しません。
次の表に、CPU 使用率と RAM 使用率の概算を示します。
表 C–1 各システムにおけるエージェントの CPU と RAM の概算使用率
サーバの種類 |
構成 |
CPU 使用率 |
RAM の使用率 (平均) |
|||
---|---|---|---|---|---|---|
重いまたは軽い |
最大 |
最小 |
平均 |
サイズ |
常駐サイズ |
|
Netra X1 |
軽い |
16.3% |
0.0% |
0.09% |
12M バイト |
10M バイト |
Sun Enterprise 420R |
軽い |
14.3% |
0.0% |
0.13% |
15M バイト |
14M バイト |
Sun Blade 1000 |
軽い |
0.3% |
0.0% |
0.03% |
17M バイト |
16M バイト |
Sun Blade 100 |
重い |
14.0% |
0.2% |
8.9% |
29M バイト |
29M バイト |
構成が軽いサーバは、以下のモジュールが読み込まれたエージェントをベースとしています。
カーネルリーダ (簡易)
エージェント統計情報
MIB-II システム (簡易)
構成が重いサーバは、以下のモジュールが読み込まれたエージェントをベースとしています。
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構成が重いサーバは、必要以上の規模となる可能性があります。マシンのサイズが大きいほど一般にプロセッサとディスクが増え、ハードウェア構成が大きくなります。これらの構成では、大規模マシンで動作するエージェントのメモリ消費量が多大なものとなります。