es-start コマンド行スクリプトは、特定の Sun Management Center コンポーネントを起動するために使用できます。es-start コマンドの構文は次のとおりです。
es-start -achlYAS [-y instance-name] [ -- args... ]次の表に、es-start コマンドのオプションを示します。
表 8–1 es-start のオプション
オプション |
パラメータ |
定義 |
---|---|---|
-a |
|
エージェントを起動する |
-c |
|
コンソールを起動する |
-c |
-- -XmxNNm |
NN M バイトのヒープサイズを使用してコンソールを起動する |
-c |
-- -p port-number |
コンソールを起動し、port-number を使用してデフォルトポートを上書きする |
-h |
|
es-start のオプションを一覧表示する |
-l |
|
プラットフォームエージェントを起動する |
-y |
instance-name |
プラットフォームエージェントの新しいインスタンスを起動する (instance-name はユーザが指定するプラットフォームインスタンスの名前) |
-Y |
|
プラットフォームエージェントのすべてのインスタンスを起動する |
-A |
|
コンソール以外のコンポーネントをすべて起動する |
-S |
|
サーバとサーバのサブコンポーネントをすべて起動する |
-S |
-- -XmxNNm |
NN M バイトのヒープサイズを使用してサーバとサーバのサブコンポーネントをすべて起動する
|
以下の例は、es-start とこのコマンドのパラメータの使用方法を示しています。
Sun Management Center プロセスをすべて起動するには、次のように入力してください。
# /opt/SUNWsymon/sbin/es-start -A |
コンソール、サーバ、およびエージェントを起動するには、次のように入力してください。
# /opt/SUNWsymon/sbin/es-start -Ac |
コンソールの起動時に最大のヒープサイズを指定するには、es-start -c パラメータと -X パラメータを使用してください。
# /opt/SUNWsymon/sbin/es-start -c -- -Xmx100m |
コンソールの起動時に特定のポートを指定するには、es-start -c パラメータと -p パラメータを使用してください。
# /opt/SUNWsymon/sbin/es-start -c -- -p 2090 |
サーバの起動時に最大のサーバヒープサイズを指定するには、es-start の -s パラメータと -X パラメータを使用してください。
# es-start -S -- -Xmx100m |