Sun Management Center 3.5 インストールと構成ガイド

es-start によるコンポーネントの起動

es-start コマンド行スクリプトは、特定の Sun Management Center コンポーネントを起動するために使用できます。es-start コマンドの構文は次のとおりです。

es-start -achlYAS [-y instance-name] [ -- args... ]

次の表に、es-start コマンドのオプションを示します。

表 8–1 es-start のオプション

オプション 

パラメータ 

定義 

-a

 

エージェントを起動する 

-c

 

コンソールを起動する 

-c

-- -XmxNNm

NN M バイトのヒープサイズを使用してコンソールを起動する

-c

-- -p port-number

コンソールを起動し、port-number を使用してデフォルトポートを上書きする

-h

 

es-start のオプションを一覧表示する

-l

 

プラットフォームエージェントを起動する 

-y

instance-name

プラットフォームエージェントの新しいインスタンスを起動する (instance-name はユーザが指定するプラットフォームインスタンスの名前)

-Y

 

プラットフォームエージェントのすべてのインスタンスを起動する 

-A

 

コンソール以外のコンポーネントをすべて起動する 

-S

 

サーバとサーバのサブコンポーネントをすべて起動する 

-S

-- -XmxNNm

NN M バイトのヒープサイズを使用してサーバとサーバのサブコンポーネントをすべて起動する

 

以下の例は、es-start とこのコマンドのパラメータの使用方法を示しています。

Sun Management Center プロセスをすべて起動するには、次のように入力してください。


# /opt/SUNWsymon/sbin/es-start -A

コンソール、サーバ、およびエージェントを起動するには、次のように入力してください。


# /opt/SUNWsymon/sbin/es-start -Ac

コンソールの起動時に最大のヒープサイズを指定するには、es-start -c パラメータと -X パラメータを使用してください。


# /opt/SUNWsymon/sbin/es-start -c -- -Xmx100m

コンソールの起動時に特定のポートを指定するには、es-start -c パラメータと -p パラメータを使用してください。


# /opt/SUNWsymon/sbin/es-start -c -- -p 2090

サーバの起動時に最大のサーバヒープサイズを指定するには、es-start-s パラメータと -X パラメータを使用してください。


# es-start -S -- -Xmx100m