グラフィカルウィザード es-guiuninst を使用して Sun Management Center 3.5 をすべてアンインストールすることも、あるいは特定のアドオン製品だけをアンインストールすることもできます。es-guiuninst の実行時には、古い 3.5 バージョンの Sun Management Center 3.5 構成データをバックアップすることもできます。構成データのバックアップを選択すると、Sun Management Center 3.5 インストールプロセスによってバックアップデータが検出され、そのデータを新しいインストールに適用するかを確認するメッセージが表示されます。
ユーザは、特定の Sun Management Center 3.5 アドオン製品を以下に説明している方法でグラフィカルウィザード es-guiuninst を使用してアンインストールすることも、あるいは Sun Management Center のアンインストールで説明しているようにコマンド行スクリプト es-uninst を使用してアンインストールすることもできます。
Sun Management Center 3.5 のインストールでは、既存の Sun Management Center 3.0 または Sun Management Center 3.5 インストールの検出が行われます。 Sun Management Center 3.0 または Sun Management Center 3.5 が検出される場合、Sun Management Center 3.5 インストールプロセスは旧バージョンのアンインストール処理を実行し、旧バージョンの構成データを新しい Sun Management Center 3.5 インストールに移行します。
Sun Management Center 3.0 サーバが稼動しているマシンをこの方法で更新する場合は、マシンが Solaris バージョン 8 以降を稼動させていなければなりません。
端末ウィンドウを開き、ウィンドウ内にコマンド xhost + を入力します。
また、環境変数 DISPLAY にマシンのディスプレイが設定されていることを確認します。
Sun Management Center 3.5 ソフトウェアがインストールされているマシンにスーパーユーザとしてログインします。
T3 デバイスが存在する場合、T3 デバイス構成情報を削除します。
Monitoring and Management of A5x00 and T3 Devices アドオンのインストールおよび設定をしていない場合は、先に進みます。手順 4 に進みます。
Monitoring and Management of A5x00 and T3 Devices アドオンを使用して T3 ストレージデバイスを監視および管理している場合、Sun Management Center をアンインストールする前に、T3 デバイス構成情報を削除しておきます。手順については、 第 4 章「Sun Management Center をアップグレードおよびインストールするためのシステムの準備」の T3 デバイス構成情報の削除 (存在する場合)を参照してください。
次のコマンドを入力します。
# /opt/SUNWsymon/sbin/es-guiuninst |
「ようこそ」画面が表示されます。
「次へ」をクリックします。
「アンインストールする製品の選択」画面が表示されます。
アンインストールする製品を選択します。
Sun Management Center インストール全体をアンインストールするか、あるいは特定のアドオン製品をアンインストールするか選択できます。
構成データを保存するかどうかを決定します。
構成データを保存しないと、現在の Sun Management Center パッケージがアンインストールされて /var/opt/SUNWsymon の内容が削除されるとともにセキュリティキーも上書きされます。したがって、エージェントを正しく動作させるためには、すべてのエージェントを設定し直す必要があります。この後に行うインストールまたはアップグレードのために管理ドメイン構成と /var/opt/SUNWsymon 内にある独自のアラーム設定を残したい場合は、「データを保存」を選択してください。
選択した製品のために構成データを保存したい場合は、「データを保存」を選択して「次へ」をクリックしてください。
構成データの保存を希望しない場合は、「次へ」をクリックしてください。
「製品の削除確認」画面が表示されます。
アンインストールについての指定を確認します。
選択状態が表示されます。
選択の内容が正しくない場合、「戻る」をクリックして「アンインストールする製品の選択」画面に戻り、別の製品を選択します。選択が終了したところでこの新しい選択の確認を行います。
選択状態を確定してアンインストールを行うには、「次へ」をクリックします。
「アンインストールしています」画面が表示されます。
選択した製品のアンインストールが終了すると、「アンインストールの要約」画面が表示されます。
「閉じる」をクリックしてアンインストールウィザードを終了します。
すべてのコンポーネントがアンインストールされていることを確認します。
Sun Management Center パッケージをすべて表示するには、次のコマンドを入力してください。
# pkginfo -c symon |
パッケージが表示された場合 (つまり、アンインストールされていない場合)、pkgrm コマンドを使用して各パッケージをアンインストールします。例えば、
# pkginfo -c symon SUNWesse # pkgrm SUNWesse |