Solaris Container Manager 1.1 インストールと管理

ホスト表示

ホスト表示では、ホストの観点から情報が構成されます。管理しているエージェントマシンがすべてナビゲーションウィンドウに表示されます。ホスト名の横の三角形をクリックすると、各ホストで使用可能なリソースプールが表示されます。この表示では、ホストに関連付けられているコンテナを管理することもできます。

ソフトウェアがインストールされているエージェントのホストは、すべて自動的に検出され、ホスト表示に追加されます。この表示は、ナビゲーションウィンドウの左側のタブから表示します。検出されたエージェントのホストは、最初は「ホスト」というデフォルトのグループの下に配置されます。新規グループを作成し、関連するグループにホストを移動することで、このビューの構成を変更できます。


注 –

Sun Management Center のサーバーコンテキストに含まれ、かつ Solaris Container Manager 1.1 がインストールされているエージェントマシンだけがホスト表示に読み込まれます。サーバーコンテキストについては、『Sun Management Center 3.5 ユーザーガイド』「Sun Management Center のアーキテクチャ」を参照してください。


ホスト表示のタブと情報を表 3–1 に示します。

ホストに関連付けられているプロジェクトインスタンスに関する情報は、「プロジェクト」表に表示されます。

デフォルトプールに関連付けられている「プロジェクト」表が表示されている「ホスト」表示を次の図に示します。

図 3–5 例: 「プロジェクト」表が表示された「ホスト」表示

「ホスト」ビューに表示された「プロジェクト」表のスクリーンキャプチャ。周りのテキストがコンテキストを表します。

「プロジェクト」表には、各プロジェクトに関する情報が表示されます。1 行に 1 つのプロジェクトが表示されます。表示される情報は、次のとおりです。

プロジェクト名

プロジェクトの名前

コンテナ名

コンテナの名前

状態

プロジェクトの状態 (有効または無効)

リソースプール名

プロジェクトがバインドされているリソースプール

ゾーン名

プロジェクトが常駐するゾーンの名前。Solaris 8 と Solaris 9 のホストでは、ゾーン名は常に「global」です。

CPU 予約数 (CPU シェア数)

プロジェクトの最小 CPU シェア数

CPU 使用量 (CPU 数)

プロジェクトで使用されている CPU 数

メモリーキャップ (M バイト)

メモリーの上限 (M バイト単位)

メモリー使用量 (M バイト)

プロジェクトで使用されているメモリー (M バイト単位)

共有メモリー (M バイト)

プロジェクト内で実行されるプロセスに使用できるメモリーの総容量 (M バイト単位)

「リソースプール」表には、各リソースプールに関する情報が表示されます。表示される情報は、次のとおりです。

リソースプール名

リソースプールの名前です。

現在の CPU 数

リソースプールに現在設定されている CPU 数

予約されていない CPU シェア数

リソースプール内で、ゾーンまたはプロジェクトに割り当てられていない CPU シェア数

スケジューラ

リソースプールに設定されているスケジューラ (タイムシェアスケジューラまたは公平配分スケジューラ)

CPU シェア数

リソースプールに設定されている CPU シェア数

最小 CPU 予約数

リソースプールに設定されている最小 CPU 数

最大 CPU 予約数

リソースプールに設定されている最大 CPU 数

「ゾーン」表には、各ゾーンに関する情報が表示されます。表示される情報は、次のとおりです。

ゾーン名

ゾーンの名前です。

ゾーンの状態

ゾーンの状態 (構成済み、不完全、インストール済み、準備完了、稼働、停止、またはダウン)

ゾーンのホスト名

仮想ホストとしてのゾーンの一意の名前

ゾーンのパス

ルート (/) ディレクトリを基準にした絶対パス

IP アドレス

ゾーンの IP アドレス

プロジェクトの CPU シェア数

ゾーン内のプロジェクトに割り当てられている CPU シェア数

予約されていない CPU シェア数

ゾーンに関連付けられているプロジェクトに割り当て可能な CPU シェア数

予約済み CPU シェア数

リソースプール内でこのゾーンに割り当てられている CPU シェア数

リソースプール

ゾーンのリソースプール