Solaris Container Manager 1.1 インストールと管理

用語集

IPQoS

IPQoS (IP Quality of Service) 機能によって、Solaris ソーンのインバウンドトラフィックおよびアウトバウンドトラフィックを制御することで、ネットワークユーザーへのサービスのレベルを一定に保つことができます。

一致式

アプリケーションに関連付けられているプロセスを特定するための式。

関連付け

プロジェクトをホストにバインドすること。

共有メモリー

プロジェクト内で実行されるプロセスに使用できるメモリーの総容量。

公平配分スケジューラ (FSS)

シェア数を基準に CPU 時間を割り当てるスケジューリングクラス。シェアは、システムの CPU リソースのうちプロジェクトに割り当てる部分を定義します。

コンテナ

後で使うために作成し、名前を付け、保存したプロジェクト。この場合のプロジェクトは、ホストに関連付けられておらず、またリソース境界が設定されていません。この製品の 1.0 バージョンでは、コンテナのことを「コンテナ定義」と呼んでいました。

制限ノード (lnode)

Solaris 8 で、ユーザーごとのデータが保持される機構。

ゾーン

Solaris 10 オペレーティングシステムが動作しているシステムで設定できる仮想化オペレーティングシステム環境。すべての Solaris システムには、システムのデフォルトのゾーンである大域ゾーンが含まれます。非大域ゾーンは、作成、削除、変更、停止、および再起動できます。

タイムシェアスケジューラ (TS)

CPU 時間を優先順位に従って割り当てることで、使用可能な CPU へのアクセスを比較的、均等にすべてのプロセスに配分しようとするスケジューリングクラス。

動的リソースプール

Solaris 10 の機能である動的リソースプールによって、システムイベントとアプリケーションの負荷の変化に応じて、各プールのリソース割り当てを調整できます。

配備済み

有効なプロジェクト」を参照。

プール

リソースプール」を参照。

プロジェクト

ホストに関連付けられているコンテナ。一連の物理システムリソースの構成と管理に役立つ抽象層です。

Solaris 9 では、プロジェクトは、関連する作業のネットワーク全体での管理識別子になります。

プロジェクト識別子 (ID)

Solaris カーネルでリソースの使用状況が追跡される手段。コンテナ内で実行されるプロセスは、すべてプロジェクト ID が同じです。

ホスト

ホストとは、Container Manager のエージェントソフトウェアがインストールされ、また Sun Management Center サーバーのコンテキストに含まれるシステムです。インストールが完了すると、ホストは自動的に検出され、その名前が「ホスト」表示のナビゲーションウィンドウに追加されます。

無効なプロジェクト

ホストに関連付け、リソース境界を設定したが、リソース境界が現在はカーネルによって適用されていないプロジェクト。

有効なプロジェクト

ホストに関連付け、最小 CPU 予約数とメモリーキャップを設定したプロジェクト。有効なプロジェクトは、関連付けられているホストの /etc/project ファイルにエントリがあります。有効なプロジェクトのリソース境界は、カーネルによって適用されます。有効なプロジェクトとは、外に出されてホストで有効になっているということから、配備済みともいえます。

リソース

リソース管理において、アプリケーションの動作を変更するために操作可能な計算機システムの一部。

リソース管理

利用可能なシステムリソースのアプリケーションによる使用方法を制御可能にする機能。

リソースプール

リソース管理において、マシンのリソースの分割に使用される構成機構。「プール」ともいいます。