Solaris の場合は、Backup の実行可能ファイルはデフォルトで /usr/sbin/nsr にインストールされています。ルートディレクトリに至る検索パスに /usr/sbin/nsr を持っていない Backup サーバー上でグループバックアップを起動すると、自分の Backup の実行可能ファイルを /usr/sbin/nsr に持っているクライアント上でのバックアップは失敗します。これは、/usr/sbin/nsr コマンドが検索パス内にないからです。
最善の解決法として、この問題を起こしたクライアントで、隠し属性の「Executable Path」を設定します。この属性を設定するには、詳細情報ビューで「Clients」属性を表示させ、「Executable Path」属性に実行可能ファイルへのパス /usr/sbin/nsr を入力します。
もう 1 つの解決法として、Backup サーバー上でルートディレクトリに至る検索パスを修正して、ローカルに /usr/sbin/nsr を持っていない場合であっても、これをパスに含めるようにします。