Backup クライアントは、そのファイルを表示または復旧できるのはそのクライアントだけに限定されるように、事前に構成されています。セキュリティが重要な企業では、「Remote Access」属性を空白のままにして、バックアップされたファイルを復旧できるのはそのクライアントだけに限定します。
他のユーザーまたはマシンに、クライアントのファイルを復旧するためのアクセス権を与えるには、「Clients」リソースの「Remote Acess」属性に、ユーザー ID とホスト名 (user@hostname の形式) または netgroup 名 (NIS を使用している場合) を入力します。
リモートアクセス権が有効になっていると、権限を持つユーザーは Backup の復旧プログラムを使って他の Backup クライアントのファイルを表示し、復旧することができます。復旧プログラムで、そのクライアントに移って、目的のファイルを表示または復旧します。
スケジュールされたバックアップの際に、クライアントでバックアップコマンド (save と savefs) を実行するアクセス権を制限するには、「Clients」リソースの「Remote User」属性にユーザー ID を入力します。この属性が空白になっていると、ユーザー名はデフォルトで root になります。