Solstice Backup 5.1 では、バグが次のように修正されています。
DLT7000 用ブロックサイズの指定 - DLT (ディジタルリニアテープ) の場合に Backup が使用するブロックサイズは 32K バイトでした。Quantum 社は、DLT7000 デバイスには 128K バイトを推奨しています。サーバー用に構成した DLT デバイスが他にない場合は、DLT7000 に最適値を指定するのに、次の環境変数を追加する必要がありました。
# setenv NSR_DEV_BLOCK_SIZE_DLT 128 |
この環境変数の設定後にラベル付けされた DLT テープは、すべてブロックサイズ 128K バイトを使用できましたが、それまでにラベル付けされたテープは、すべてブロックサイズ 32K バイトを使用し続けていました。この問題は、新リリースで解決されています。
HSM ファイル名のバグ - HSM では、28 文字を超えるファイル名のファイルはスキップされていました。この問題は、新リリースで解決されています。
mmrecov のバグ - mmrecov プログラムは失敗し、ボリュームがメディアプールにないというメッセージを表示していました。この問題は、新リリースで解決されています。
nsrindexd のバグ - nsrindexd プログラムは、Backup 4.2.6 から Backup 5.0.1 にアップグレードした場合、必ずコアダンプしていました。この問題は、新リリースで解決されています。
-R オプション指定の pkgadd を使用するインストールの問題 - 以前のリリースでは、pkgadd コマンドで -R オプションを指定して SUUNWsbus1 パッケージをインストールしようとすると、失敗していました。この問題は、新リリースで解決されています。
復旧のエラー - 以前のリリースでは、ファイルを元のクライアント上、または他のクライアント上に復旧しようとすると、問題がありました。少量データの復旧には問題がなかったのですが、大量データの場合には、数時間復旧が失敗していました。この問題は、新リリースで解決されています。
非特権ユーザーに与えられていたアクセス特権 - ローカルな非特権ユーザーでも、任意のファイルに root 権限を作成して削除でき、UID 0 (つまり root) 権限を持つことができました。この問題は、新リリースで解決されています。
マイグレートされたファイルを呼び戻せない - 以前のリリースでは、いったんマイグレートされたファイルを呼び戻すことはできませんでした。この問題は、新リリースで解決されています。
大容量ファイルの保存と復旧 - 新リリースでは、Solaris システムでの大容量ファイルの保存と復旧の問題が解決されています。