Backup をインストールするには、/var/tmp ファイルシステムに、 50M バイト以上の空き領域が必要です。さらに、ファイルインデックスには、1 クライアント当たりファイルとバージョン用に 220 バイトが必要です。最終的に、メディアインデックスには約 60M バイトの空き領域が必要です。
Backup サーバーからバックアップと復旧のサービスを要求するには、Backup クライアントが Backup ソフトウェアにアクセスできなければなりません。クライアントが Backup ソフトウェアにアクセスするには、次の 2 つの方法があります。
クライアントから Backup プログラムが格納されているリモートシステムのディレクトリを NFS マウントする
クライアントのローカルディスクに、Backup プログラムを直接インストールする
Backup サーバーのユーザー root と各 Backup クライアントのユーザーの環境変数 PATH には、Backup の実行可能ファイルが常駐するディレクトリ (通常、/usr/sbin/nsr および /usr/bin/nsr) が必要です。
Backup サーバーと同じハードウェアプラットフォームを持つクライアントには、Backup サーバーの場合と同じソフトウェアを使用して Backup をインストールします。Backup サーバーと異なるハードウェアプラットフォームを持つクライアントには、プラットフォーム別に、必要なクライアントソフトウェアを購入してインストールしなければなりません。詳細は、Sun またはご購入先にお問い合わせください。
pkgadd コマンドスクリプトから、インストールするパッケージを選択するように要求されたら、1 を入力してクライアントソフトウェアを選択します。状況に応じて、2 を入力して、クライアントソフトウェアと同時に SUNWsbum パッケージをインストールすることもできます。Return キーを押してデフォルトの all を選択しないでください。ストレージノードのサポートを購入した場合は、最初にインストールするパッケージとして SUNWsbuc を選択してあれば、SUNWsbun パッケージも同時にインストールできます。
SUNWsbuc パッケージでは、クライアントマシン上に、一時的に 15 M バイトの空き領域が必要です。
ネットワーク全域で Backup クライアントをバックアップするには、クライアント上で nsrexecd デーモンをアクティブにしておく必要があります。インストールプログラム pkgadd は、インストールセッションが正常に終了すると、自動的に nsrexecd を起動します。