Solstice Backup 5.1 ご使用にあたって

デバイスについて

この項では、Backup のデータ処理に使用するデバイスについて説明します。

非巻き戻しデバイスに限定

Backup バックアップには、非巻き戻し型式のデバイスを使用します。Backup では、バックアップの終了時にバックアップボリュームにファイルマークが書き込まれます。次のバックアップ処理が発生すると、Backupでは、ファイルマークの位置に基づいて、ボリュームにデータが追加されます。


注意 - 注意 -

デバイスが自動的にデータの巻き戻しを行うと、ファイルマークの位置はわからなくなり、データも次のバックアップ処理時に上書きされます。そのため、あとで前回のバックアップデータを復旧することが不可能になります。


特定のオートチェンジャモデルに関する注意事項

この項では、サポートされているオートチェンジャモデルの使用と構成についての注意事項を記載します。

光学式オートチェンジャに関する注意事項


# nsrjb -H
nsrjb: Autochanger error, Invert operation not supported

以下の手順に従って、オートチェンジャをリセットします。

  1. 次のコマンドを入力して、得られた出力を書き留めておきます。


    # nsrjb -H
    

    このコマンドにより、ドライブにロードされているボリューム、ボリュームラベル、ボリュームをドライブにロードしたときに使用されていたスロットについての情報が表示されます。

  2. デバイスからボリュームを手動でアンロードします。

    アンロードの方法については、使用しているオートチェンジャのハードウェアマニュアルを参照してください。ボリュームは、カートリッジアクセスポート内で B 面が上になっています。

  3. A 面が上になるようにボリュームを裏返し、手動でカートリッジアクセスポートにもう一度挿入します。

  4. オートチェンジャのコントロールパネルを使用して、カートリッジアクセスポートから元のスロットにボリュームをロードし直します。

  5. オートチェンジャをリセットします。


    # nsrjb -H
    

ADIC 1200c オートチェンジャに関する注意事項

ほとんどのオートチェンジャとは異なり、ADIC 1200c では、オートチェンジャ (機械式のアーム) の SCSI アドレスとテープドライブを別々に設定することはできません。設定できるのは、テープドライブの SCSII アドレスだけです。オートチェンジャに割り当てられる SCSI アドレスは、必ずテープドライブアドレスよりも 3 だけ大きい数字になります。

HP C1533A と HP C1553A オートチェンジャに関する注意事項

以下の情報は、Backup で HPC1533A または HP C1553A オートチェンジャを使用する場合に限り適用されます。

EXB-60 CHS に関する注意事項と推奨事項

以下の注意事項と推奨事項は、Backup で EXB-60 CHS を使用する場合にだけ適用されます。

EXB-120 CHS に関する注意事項と推奨事項

以下の注意事項と推奨事項は、Backup で EXB-120 CHS を使用する場合にだけ適用されます。