Solstice Backup 5.1 ご使用にあたって

デバイスドライバのインストール

データのバックアップと復旧を行うために、Backup サーバーとストレージノードにオートチェンジャまたはサイロを使用する予定がある場合は、デバイスが接続されている Backup サーバーまたはストレージノードに、デバイスドライバソフトウェアパッケージ (SUNWsbus2) をインストールする必要があります。

Backup がサポートするオートチェンジャは、SCSI または シリアル (RS-232) ポートによって接続します。使用しているオートチェンジャが SCSI で接続されている場合は、SCSI ポート用のドライバをインストールする必要があります。

使用しているオートチェンジャがシリアルポートで接続されている場合は、デバイスドライバパッケージをインストールする必要はありません。デバイスドライバのインストールに関する説明は飛ばして先に進んでください。ただし、使用しているオートチェンジャに付属のハードウェアの説明書に従って、マシンを構成し Backup サーバーまたはストレージノードに接続する作業は必要です。また、Backup Jukebox Software Module 製品を正しく有効にして登録する必要もあります。

デバイスドライバソフトウェアをインストールするには

デバイスを接続したマシンにデバイスドライバソフトウェアをインストールするには、次の手順に従います。

  1. Backup サーバーマシンまたはストレージノードマシンでスーパーユーザーになります。

  2. Backup の旧リリースのデバイスドライバパッケージがインストールされている場合は、その古いデバイスドライバを削除してから、新しいドライバをインストールします。

    削除方法については、「Backup ソフトウェアを削除するには」を参照してください。

  3. Backup の配布ファイルから、新リリースのデバイスドライバソフトウェア (SUNWsbus2) をインストールします。

  4. オプションの Backup ソフトウェア (ジュークボックスソフトウェアモジュールまたはサイロサポートモジュール) を有効にします。

  5. 「Registration」ウィンドウの内容のコピーをライセンスセンターにファックスで送るか、郵送してください。オプションの Backup ソフトウェアはセンターに登録され、永続認証コードを受け取ることができます。

デバイスドライバが正しくインストールされているかどうかを検証するには

デバイスドライバソフトウェアをインストールしたら、次の手順によってドライバが正しくインストールされているかどうかを検証します。

  1. 次のコマンドを入力します。


    # /etc/LGTOuscsi/lusdebug 1
    

    次のメッセージが表示されます。


    debug level was 0; is now 1
  2. 次のコマンドを入力します。


    # /etc/LGTOuscsi/lusdebug 0
    

    次のメッセージが表示されます。


    debug level was 1; is now 0
  3. 次のコマンドを入力します。


    # /etc/LGTOuscsi/inquire
    

    サーバーに接続されている SCSI デバイスがある場合は、画面上にそのリストが表示されます。デバイスドライバをインストールする前に、オートチェンジャまたはサイロを接続した場合は、そのデバイスも表示されます。

    たとえば、次のように表示されます。


    scsidev@0.0.0:FUJITSU M2263S-512 01 | Direct Access
    scsidev@0.4.0:Quantum DLT4700 | Sequential Access
    scsidev@0.4.1:Quantum TZ Media Changer | Changer Device