Solstice Backup 5.1 ご使用にあたって

障害復旧の事前構成

1 つの障害復旧を実行する場合、実行の前に事前構成を必要とする場合があります。

メディアデバイスが複数台ある場合は、障害復旧の開始前にデバイスを構成しなければなりません。Backup のインストールによって作成されるデフォルトのデバイスは、常に 4 mm のデバイスです。使用デバイスが 4 mm のデバイスでなければ、それを Backup から削除して、正しいデバイスタイプを作成する必要があります。

Backup をインストールし直したら、mmrecov プログラムを起動する前に、サーバーに対応するクライアントリソースを編集して、ブラウズポリシーと保持ポリシーを、両方とも 10 年間に設定します。こうすることにより、サーバーのレコードがすべて mmrecov プログラムによって復旧できます。この設定を行わないと、レコードはすべて復旧されますが、デフォルトのブラウズポリシーは 1 か月なので、保存期間が 1 か月を越えるレコードは破棄されます。

サーバーのファイルインデックスへのパスを新しい位置に移し替えた場合は、障害復旧の開始前に、クライアントインデックスパスのリソースを編集しなければなりません。その場合は、インデックスパスを障害発生前に使用してパスに変更します。 サービスを再起動して、Backup にインデックスパスが変更されたことを知らせます。最後に、/usr/sbin/nsr ディレクトリから nsrck -c コマンドを実行して、復旧されたレコードを格納する空のファイルインデックスを作成します。