オートチェンジャ内にあるドライブを使用しての復旧を選択した場合は、インデックスと構成ファイルを復元する前にデータを復旧するにあたり、次の点に留意してください。
オートチェンジャに複数台のドライブがある場合は、最初のドライブを復旧用に使う
サーバーインデックスと構成ファイルの復旧に必要なバックアップボリュームは、手動でマウントする必要がある
オートチェンジャのカートリッジから、Backup インデックスと構成ファイルの復旧に使うバックアップボリュームを取り外す場合は、作業が終了したら、バックアップボリュームを元のスロットに戻す
Backup サーバーのオートチェンジャ内のドライブを使って障害から復旧する場合は、次の手順で進めます。
必要に応じて、オペレーティングシステムと Backup ソフトウェアをインストールし直します。
Backup ソフトウェアをインストールし直さなければならない場合、インデックスには前回のバックアップに使われたパス名を使います。
電子的ファイルまたはハードコピーで、ブートストラップデータを探します。
このデータによって、サーバーインデックスと構成ファイルの復旧に必要なボリュームをつきとめます。
該当するボリュームを、手動でドライブにマウントします。
mmrecov コマンドを入力します。
Backup を停止します。
元のディレクトリ名 /nsr/res を /nsr/res.orig に変更します。
復旧されたディレクトリ名 /nsr/res.R を /nsr/res に変更します。
Backup を再起動します。
nsrjb -vHE コマンドを入力します。
このコマンドを使って、操作用にオートチェンジャをリセットし、バックアップボリュームを取り出し、要素状態を初期化し直して、ボリューム用の各スロットを確認します。ドライブにボリュームがロードされていれば、そのボリュームは取り除かれてスロットに置かれます。この操作が終わるまでに、数分かかります。
nsrjb -I コマンドを使ってオートチェンジャの内容のインベントリを作成します。管理者プログラムにある「Inventory」コマンドを使うこともできます。
サーバーインデックスと構成ファイルを復旧すれば、オートチェンジャは完全に機能します。