この節の説明は、Backup サーバーだけにあてはまります。
/nsr/index ディレクトリと異なり、構成ファイルが入っている /nsr/res ディレクトリは、Backup の稼働中は正確には上書きされません。したがって、 mmrecov コマンドによって、/nsr/res ディレクトリは /nsr/res.R ディレクトリとして復旧されます。構成ファイルの復旧を完了するには、Backup を停止して、復旧した /nsr/res.R ディレクトリの名前を /nsr/res に変更します。そのあと、Backup を再起動します。
mmrecov プログラムの実行が終わると、次のメッセージが表示されます。
The index for `server_name' is now fully recovered. |
Backup 構成ファイルの復旧を完了するには、次の手順に従います。
次に示す nsr_shutdown コマンドを使って、Backup サーバーを停止します。
# nsr_shutdown |
次に示すように、元の /res ディレクトリを /res.orig として保存し、復旧されたファイル (res.R) を res という名前に変更します。
# mv res res.orig # mv res.R res |
Backup を再起動します。
Backup が再起動すると、サーバーは、復旧された /res ディレクトリにある復旧された構成データを使います。次に Backup 再起動の例を示します。
# nsrd # nsrexecd |
Backup の構成が正しいことを検証できたら、次のようにして res.orig ディレクトリを削除します。
# rm -r /nsr/res.orig |