<componentRef> 要素の <argList> 子要素は、参照先コンポーネントのインストール時にそのコンポーネント変数設定として使用される値の一覧を指定します。 <argList> の書式は、<call> 手順の <argList> 子要素の書式と同じです。 <argList> 要素の各属性は、参照先コンポーネントにおけるコンポーネント変数または宣言された型 (参照が ABSTRACT の場合) を指定します。 <argList> 属性の値は、参照先コンポーネントのインストール時に、指定されたコンポーネント変数に使用される優先指定値です。
コンポーネント参照が派生コンポーネントによって無効にされる場合、ベースコンポーネントおよび派生コンポーネントの <argList> は、まずベースコンポーネントの <argList> のコンテンツを参照先コンポーネントに適用し、続いて派生コンポーネントの <argList> を適用することによって効率良く結合できます。 ベースコンポーネント参照の <argList> を処理する場合、考慮されるのはベースコンポーネント参照の宣言された型で定義された変数だけです。
<argList> で指定されていないコンポーネント変数は、インストール時にそれらのデフォルト値を使用します。 <argList> がまったく指定されていない場合、参照先コンポーネントはその変数のデフォルト値を使用してインストールされます。 <argList> で指定される参照先コンポーネントの変数は、参照元コンポーネントからアクセス可能でなければなりません。 また、これらの変数はアクセスモード FINAL ではなく、PUBLIC または PROTECTED で宣言されていなければなりません。
最上位の参照先コンポーネントの場合、<argList> 要素が使用されるのは参照先コンポーネントが参照元コンポーネントによってインストールされている場合だけです。 参照先コンポーネントがほかの方法でインストールされていることもあります。この場合、<argList> は意味を持ちません。