<componentRef> 要素の <component> 子要素は、参照先コンポーネントを特定します。 この子要素の構造は、「host」属性が許可されない点を除き、<component> リポジトリコンポーネントターゲッターと同じです。 参照先コンポーネントバージョンは、包含コンポーネントの保存時にリポジトリ内に存在する必要があります。
「version」属性を指定しないと、version は包含コンポーネントの保存時に存在する参照先コンポーネントの最新バージョンに解決処理されます。 参照先コンポーネントのバージョンがまったく存在しない場合、保存時のエラーです。 包含コンポーネントが一度保存されると、当該コンポーネントが参照するすべてのコンポーネントのバージョンがロックされます。それらのバージョンは、包含コンポーネントの新しいバージョンを作成しないかぎり変更できません。
<installList> 要素は <component> 要素の子であり、1 つ以上の名前付きインストール手順ブロックを含みます。各ブロックは、当該コンポーネントをインストールする個々の方法を示します。 多くのコンポーネントは、この要素の子として 1 つのインストールブロックしか持ちません。
インストール環境ごとに異なる手順が必要な場合は、複数のインストールブロックを使用できます。 たとえば、サーバークラスタに EBJ アプリケーションを配備する手順と単一の管理対象サーバーに配備する手順、初めてインストールする場合の手順とアプリケーションをアップグレードする場合の手順などが考えられます。
名前 |
数 |
説明 |
---|---|---|
installSteps |
1 つ以上 |
当該コンポーネントをインストールするために実行できる手順を含む名前付きのインストールブロック |
デフォルトでは、派生コンポーネントはそのベースコンポーネントの、アクセス可能な <installList> 要素コンテンツを継承します。 派生コンポーネントが <installList> を宣言する場合、そのコンテンツはベースコンポーネントのコンテンツと完全に結合されます。 派生コンポーネントは新しい <installSteps> 要素を宣言することで継承された要素を無効にできますが、ベースコンポーネントによって宣言された要素を削除することはできません。