N1 Service Provisioning System 4.1 ユーザーガイド

コンポーネント変数

コンポーネントは、変数の使用をサポートします。 変数とは、配備時に使用される値の格納先となるユーザー定義可能なコンテナです。 コンポーネント変数は、コンポーネントの各部へのアクセスを可能にし、これらの部分をコンポーネントの外部から設定できるようにするために使用されます。 たとえば、あるコンポーネントに、各コンポーネントのインストール先を定義する installPath という変数 (ホスト単位で無効化可能) を持たせることができます。

コンポーネント変数の値として、その他のコンポーネントの変数、たとえばそのコンポーネントのコンテナで定義された変数を参照させることもできます。 コンテナコンポーネントに入れ子のコンポーネントを追加すると、HTML ユーザーインタフェースにより、コンテナ内に参照変数が定義されているかどうかが検証されます。 コンテナコンポーネント内に参照変数が定義されていない場合、必要な参照変数がコンテナの変数リストに自動的に追加されます。 たとえば、単純コンポーネントの installPath 変数は、しばしばコンテナコンポーネントの installPath 変数を持つように定義されます。 この場合、参照変数の構文は :[container:installPath] のようになります。 変数の置換の詳細については、『N1 Service Provisioning System 4.1 リファレンスガイド』の第 16 章を参照してください。

コンポーネント変数は、コンポーネントの配備時に評価され、値を割り当てられます。 これらを使って、ホスト名、IP アドレス、パス、配備に必要なその他の情報を定義することができます。