次の 4 つの IIS 型の実装は共通しています。 いずれも、IIS メタベースへのデータのエクスポート、インストール、同メタベースからのデータの削除を行います。 結果的に、これらの機能、形式、エラーは共通のものとなります。
4 つの IIS 型はいずれも、メタベースのセクションを XML 形式で保存します。 現在の XML 形式は NTACL 型のメタベースプロパティ (AdminACL など) をサポートしていません。これらのプロパティは、メタベースの読み取り / 書き込み時に無視されます。 IPSec 型のプロパティ (IPSecurity) は直列化オブジェクトとして書き出されます。したがって、直接参照する方法でも、差分を参照する方法でも、その内容をユーザーの目で読み取ることはできません。
スナップショットを作成すると、メタベースの現在の状態が XML ファイルにエクスポートされます。 M-I 差分を実行すると、メタベースの状態が再エクスポートされ、元の XML ファイルと比較されます。 これらのファイルの差分生成には、標準 XML 差分生成ツールが使用されます。
操作 |
条件 |
結果 |
インストール / エクスポート |
IIS が存在しないか、バージョンが不正 |
インストール / エクスポートに失敗 |
インストール / アンインストール |
リモートエージェントに管理者特権がない |
インストール / アンインストールに失敗 |
IIS Web サイトまたは仮想ディレクトリの設定を表します。 このリソース型に含まれるのは、Web サイトまたは仮想ディレクトリの設定だけです。 Web サイトのコンテンツは別のリソースとしてチェックインする必要があります。
ルートパス |
ターゲットシステム上の Web サイトの一覧 |
区切り記号 |
"\” |
順序 |
Web サイトと仮想ディレクトリはメタベース内と同じ順序で表示される。 この順序は IIS コントロールパネルの表示順に一致しており、アルファベット順ではない |
選択型 |
Web サイトまたは仮想ディレクトリを 1 回選択。 Web サイトの選択は再帰的に行われる。 Web サイトをダブルクリックすると、その Web サイトの下の仮想ディレクトリの一覧が表示される |
サンプルパス |
Website1\VirturalDir2 |
フィルタ |
なし |
インストールは、XML ファイルを読み取り、ターゲットシステムのメタベースにインポートすることで行われます。 同じ名前の Web サイトが存在する場合、既存の名前は新しい名前で上書きされます。 システム上に同じ名前の Web サイトが複数存在する場合、最初に検出されたものが削除され、上書きされます。
特殊な例として、untyped のキー、untyped のノード (詳細は下記参照)、SSL 証明書があります。これらは配備されません。 ターゲット上の IIS 内に SSL 証明書の設定 (SSLCertHash と SSLStoreName) が存在する場合、配備時に保護されます。これらが存在しない場合は、追加されません。
配備 (または再配備) 後にセキュアサイトを使用するには、IIS を再起動する必要があります。
ターゲットシステムから Web サイト全体を削除します。 Web サイトの下のすべての仮想ディレクトリは、プロビジョニングソフトウェアでインストールされたかどうかに関係なく削除されます。 設定を使用する仮想ディレクトリが 1 つしかない場合、このディレクトリだけが削除されます。このディレクトリの上位のサイトは削除されません。 アンインストールのマッチングは名前で行われます。したがって、システム上で最初に検出された同じ名前の Web サイトがアンインストールされます。 この処理が完了すると、インストール時に使用された XML ファイルは削除されます。